ラーマ9世とロイヤルプロジェクトのコーヒーの味と黒い服・黄色い服

 

バンコクを歩いていると様々なコーヒーショップを見かけると思います。

世界的に有名なショップから地元タイの企業のものまで本当に様々です。

「タイ人ってそんなにコーヒー党だっけっけ?」

と思うほどです。

どーもあそーくです。

そんな中でも僕が個人的に好きなのがドイチャーンコーヒーです。これはタイ北部のコーヒー豆を一部使ってるんです。

チェンマイはコーヒーを飲みに行くだけでも価値があると思うほどコーヒーの美味しいところです。

というわけで、今回はコーヒーそのもののはなしではなく、なんで

「なんでコーヒー豆がタイに??」

という話です。

2016年10月13日

この日はタイ全土が悲しみに包まれた日でした。

そうです。日本ではプミポン国王として親しまれていたラーマ9世が崩御された日です。

ラーマ9世は本当にタイ国民に愛された王様でした。

ラーマ9世(タイ語: รัชกาลที่ ๙、1927年12月5日 – 2016年10月13日)は、チャクリー王朝第9代のタイ王国の国王(在位:1946年6月9日 – 2016年10月13日)。ー引用:Wikipedia

70年以上にわたる在位期間はタイ史上でも最も長いもので、世界的にみてもかなりすごいものです。

このことより「大王」と称せられることになったそうです。

もちろん、いろいろな業績があってのことですけど。

日本の皇室との関係も深いことは周知の事実でしょう。

2017年にはラーマ9世の葬儀に使ったものや、こういったプロジェクトを含んだ王様を偲んだものなどが、王宮前広場で展示されていました。

この葬儀に使った施設をどうするのかは2018年現在はまだはっきりとは決まっていませんが、どこかに移転されるのを願います。

展示されていたもののごく一部ですが、紹介します。タイの文化が凝縮されたもので、是非どこかに移転してもらいたいものです。

展示品1

展示品2展示品3展示品4

展示品の数々

ロイヤルプロジェクト

そんなプミポン国王の行った業績一連はロイヤルプロジェクト(โครงการหลวง krooŋ kaan lǔaŋ)と言われています。

その何千ものプロジェクトの中には干ばつ対策のために人口雨を降らせるというものもありました。

飛行機から雲に向かって何かを散布して、強制的に雨を降らせるというものです。(通称雨プロジェクト)

ほかにも、当時お住いになっていたチットラダー宮殿で、様々な品種の植物や家畜の品種改良なども行っていたそうです。

これ以外にも農具を作る工場を作ったり、酪農をしたりとそれこそ数え上げたらキリがないほどです。

こんな中の一つに山岳民族がケシを栽培し、焼畑農業をしていたものをなんとか改善するためのプロジェクトもありました。

ご存知のかたも多いと思いますが、ケシはアヘンの材料となる植物で、これらの地域がケシを栽培しているということは(生活のためとは言え)、闇経済に取り込まれているとも言えます。

こういった負の経済システムを破壊するために行ったものが、山岳民族に商品作物を作らせて闇の経済システムからの脱却を促すというものです。

仏暦2512年(西暦1969年)、王族であるピーサデーク ラーチャニー氏が担当しました。

山岳民族のためにケシの実を植えるかわりの収入源として寒冷地域(北国)の作物を植えるよう奨励することにします。

当初は、カセサート大学やチェンマイのメージョー大学、空軍などからののボランティアのプロジェクトでした。

現在、北部8県で進行しているロイヤルプロジェクトはチェンマイ、チェンライ、ラムプーン、ラムパーン、プレー、ナーン、パヤオそしてメーホンソンに主要な研究拠点4拠点、ケシの代わりの作物の栽培促進をするプロジェクト開発センター21ヶ所とコミュニティ開発、さらに6ヶ所 また267もの村…..

とまぁ、結構大規模なプロジェクトとなっています。

主な生産物として、安全な野菜、サムンプライ(タイハーブ)、豆、穀類、果物、きのこ、花、畜産物、水産物、木材、ドライフラワー、植物から作った製品(編みかご?)、鉢植え、ロイヤルプロジェクト(ブランド名)や、ドイカムといったブランドの加工品があります。

その一つが最初に話したコーヒーで、結果、私たちも美味しいコーヒーが飲めるようになり、山岳民族の生活も向上したのです。

黒い服/黄色い服

崩御されたときはもちろんですが、翌年の2017年でも葬儀の日には街中が黒い服で埋め尽くされました。

王宮前広場は入場するのはまずムリな状況でした。

各地で献花をする場所が設置され、私ことあそーくもチャトチャック公園にて献花を行いました。

メインの会場ではありませんでしたが、それでも献花台までたどり着くのに数時間かかかりました。

途中、ボランティアで水や飲み物を無料で配ってくれているグループもありましたが、それでも倒れる人は出るんだろうなというくらい長時間列を並ばなければならないほどです。

入場に際しては国民カードか、我々外国人はパスポートを持参してチェックした後、式場に入ります。

この時ドレスコードチェックもありました。

式場には大型のスクリーンがありましたが、僕が入場したちょうどその時、偶然にもスクリーンには秋篠宮殿下が映っておりました。

献花用の花を受け取り献花台に捧げます。

長い行列

長い行列

献花用の花

本当になが~い時間でしたが、王宮前広場はこの比ではなかったと思います。

タイ人にとっても、いろいろな意味で長い一日だったのではと思います。

2018年には

「10月13日、黄色の服を着てラーマ9世ご崩御を偲びましょう」

プラユット首相は国民及び外国人ともに忠誠の意を示すためイベントを開催し、元国王陛下を追悼する際、黄色の服を着るようアナウンスしました。

着なくても構いませんが、黒の服を着るのは控えるようにとのことです。

もうだいぶ落ち着いてきたとは思いますが、まだ若干気分的に通常営業に戻れていない人たちもいるのかもしれませんね

MEMO
無事終了しました。

おわり