BTSアソーク駅とMRTスクンビット駅のある交差点は、アソーク通りとスクンビット通りの交わったところにあります。
それぞれの駅は南北に走るMRTがスクンビット通りにぶつかったところにある駅をスクンビット、東西に走るBTSがアソーク通りにぶつかったところにあるのでアソーク駅なんです。
で、このアソーク通りは日本語だと気にもならないんですが、はたして、ถนน(thanǒn – タノン)なのか? それとも ซอย(sɔɔi – ソーイ)なのか? が少し気になります。
今回はアソークの話題です。最後に公式ホームページにはない、MRTスクンビット駅の最終電車の時刻表がおまけとしてもれなく付いてます(笑)。
それではどうぞ
アソーク通りの範囲
アソーク通りは比較的、距離が短い通りで、約1.3kmしかありません。
起点はBTSの駅のあるスクンビット通りとの交差点から、ペッチャブリー通り(人によってはペッブリー)にぶつかるところまでです。
ペッチャブリー交差点の向こう側はラチャダーピセーク通りで、スクンビット交差点の向こう側もラチャダーピセーク通りです(?)。
要するに、ラチャダーピセーク通りを途中でぶった切っているのがアソーク通りです。
ワッタナー区を縦断しているアソーク通りはクロントゥーイ区とフワイクワーン区をつなぐ通りです。
…ということはラチャダーピセーク通りのワッタナー区内での呼び方がアソーク?
なんかこんがらがってきました。書いてる本人が混乱しているので、読んでる方はもっとだと思います。
とりあえず地図で確認
このアソーク通りにはBTSとMRTの駅のほかセンセープボートの船着き場もあり、その名もアソークです。
この1.3kmの短い通りには日本の図書室のある日本文化センター

の入っているサーミットタワーやアソークタワー等々ビルが立ち並んでいます。
現在、アソーク通りはラチャダーピセーク通り(内環状線)の一部でもあるんです。
アソーク通りの成り立ち
アソークはタイ文字で อโศก 英語表記では Asok もしくは Asokeです。
そもそも通りの始まりは、ラーマ6世の時代に役人であったพระอโศกมนตรี (phrá aòokmontrii アソークモントリー)の偉業の証とし名付けられました。
この内のアソークの部分はアショカ王から取られたのは想像に固くないんですが、どんな偉業をだったのでしょうか?
調べた所、当時市場だったところを買い上げ、彼の買い上げた土地に加え、ほかの地主と協力して土地をバンコク市に寄付して、道路を作ったそうです。
つまり、道路作った人の名前ってことです。
20年ほど前までは、ちょうどターミナル21の向かい側にまだ市場がありましたが、当時の市場の一部だったんでしょうか?
今ではすっかりそんな影はなくなり、大都会になってしまいました。
アソークはタノン? ソイ?
まずはじめに、ソイとタノンのはどうちがうのかを説明をすると、ถนน (thanǒn タノン)は普通は通りと訳します。
そして、ซอย (sɔɔi ソーイ)はその通りから出ている小道になります。
もちろんタノンも大きい通りから、カオサンのような小さい通りまで様々ですが、アソークは果たしてどういうものなのでしょうか?
スクンビット通りは北に奇数のソイ、南に偶数のソイがあります。
アソーク通りはスクンビット通りのソイ19と23の間から延びています。
なので、普通に考えれば、ソイ21の別名がアソークで、ソイ・アソークだっていう結論になるはずです。
でないと、ソイ21が欠番になってしまいます。
でも、タイ人の中には時々
「アソークはタノンだ!」
っていう人がいます。一体その根拠は何なんでしょうか?
アソークモントリー通り
僕らが普段アソークって呼んでる通りの正式名称はアソークモントリー通りと言います。
もともとはソイ・アソークまたはソイスクンビット21またはアソーク通り(タノン)と呼ばれていたんだそうです。
そこで、バンコク市が仏暦2547年(西暦2004年)3月1日にシーナカリンウィロート大学の提案によりアソークモントリー通り(タノン)と改名したそうです。
前述したアソークモントリーさんの名前ですね。
それまではタノンか、ソイかどうかは、はっきりしていなかったんですね。
やっぱり普通に考えればソイでしょうけど、通りの大きさとか見ればタノンって思う人もいたんでしょう。
で、結論はタノンに昇格して、ソイ21はめでたく永久欠番になりました。
ま、このことは浸透してないみたいなので、今だに喧々諤々してるっていう状況みたいです。
センセープ運河を超えて、ペッチャブリーの交差点を過ぎてもアソークの名前自体は続いてるんですよね。その名もアソークディンデーン通り。
アソークとディンデーン通りをつないでるからという、なんとも味気ないネーミングです。
【2018年度版】MRTスクンビット駅終電
と、いろいろとアソークの由来について調べてみましたが、ほとんどの人は興味がないでしょう(泣)。
問題ないです。だって、この手の話、タイ人だって興味ないですから…
なので、MRTスクンビット駅の終電の時刻をおまけとして付けときます(笑)。
バンコク・メトロの公式ページにも最終電車の時刻表は掲載されてるんですが、これはパープルラインに接続できる最終電車で、本当の最終電車じゃないんです!
まぁ夜遊びもほどほどにしといたほうがいいと思いますが(笑)、一応スクンビット駅の時刻表を載せときます。

見えませんよね?
目がいい人でも見えないと思うので
スクンビット駅時刻表 | 平日 | 土曜 | 日曜・祝日 | |||
タオプーン行き | 出発 | 到着 | 出発 | 到着 | 出発 | 到着 |
ブルーライン始発 | 0600 | 0626 | 00604 | 0627 | 0604 | 0627 |
パープルライン接続最終 | 2256 | 2319 | 2258 | 2320 | 2252 | 2314 |
ブルーライン最終 | 2342 | 0005 | 2341 | 0004 | 2342 | 0005 |
フワランポーン行き | ||||||
始発 | 0605 | 0616 | 0600 | 0612 | 0600 | 0612 |
ブルーライン最終 | 2354 | 0005 | 2352 | 0003 | 2354 | 0005 |
です。(撮影2018年9月)
よかったら利用して下さい。
僕は何度も終電のがしてるんで(笑)、時間に余裕を持って行動することをオススメします。
そんなときMRTカードは必須ですね!

僕の“あそーく”はアショカ王からではなく、道路の名前からです(笑)。
おわり