バンコク・サイアムスクエアにある超定番タイ料理店「バーンクンメー」

バンコクには日本料理をはじめとして、いろんな料理を提供している店がありますが、いざ「タイ料理たべたい!」となると、逆に大変なような気がします。

特に旅行で遊びに来た人にとっては、どれがいわゆるタイ料理でどれがイサーン料理なのがよくわからないと思います。

そこで特に旅行者によく選ばれている人気店が今回紹介する「バーンクンメー」です。

超ド定番の店ですが、知らない人もいるかと思うので一応紹介しておきます。

それではどうぞ

バーンクンメーって

「バーンクンメー」(บ้านคุณแม่ bâan khun mɛ̂ɛ)お母さんの家という意味のこの店はバンコクの繁華街サイアムスクエアの一角にある、伝統的なタイ料理を提供してくれる店です。

BTSサイアム駅から歩いて行ける場所にあるというのと、バンコクの若い人たちに人気のあるエリアという立地条件から、観光客にも人気のエリアです。

そして、この店の客はほとんどは外国人という特徴があります。

裏を返せば、旅行者には利便性のとてもいいタイ料理の店とも言えると思います。

外国人が多いのは、この店の味付けやサービスなどが外国人向けに特化したものというわけでなく、サイアムスクエアのような繁華街では、「せっかくならタイ料理以外を!」と思う若い人が多いだけだと思います。

その点、外国人は「せっかくタイに来たのだから…」と考えますよね?

この感覚の違いがこういった客の割合になるというだけの話です。

味を保証できるというのは訪問客数の多さでも分かると思いますが、店の雰囲気がよいといったところも人気の秘密だと思います。

元々はバーンクンメーじゃなかった??

このお店は1995年に開店しました。

かつてのタイでは、多くの人々は土日の休みの日には家族とともに食事をするか、一緒に外に御飯を食べに行くというのが一般的でした。

そのころからタイ人にとっては、高品質で美味しい料理かどうかということは店を選ぶ上でとても重要なポイントでした。

バーンクンメーのオーナーは昔ながらの、家族と一緒に昔ながらのおいしいタイ料理の味を楽しめるようなレストランを作りたいと思い、この店を開店したということです。

実は当時のお店の名前は「บ้านคุณพ่อ(bâan khun phɔ̂ɔ)」といいました。

「คุณพ่อ(khun phɔ̂ɔ)」がお父さんという意味なので、「お父さんの家」だったのです。

なんで「お父さんの家」から「お母さんの家」に代わったか気になりますよね?

そもそもこのお店は、オーナーのお父さんが取り仕切っていました。

それから19年ほど経った頃に、お母さんが代わりにお店を取り仕切るようになったそうです。

別にお父さんが「悪さ」をして、お母さんに家庭の実権が移ったとかそういう話ではありません。(笑)

という冗談はさておいて、この時にお店の名前のほうも「バーンクンメー お母さんの家」と今の名前に変えたということです。

この「バーンクンメー」となったのが1998年とのコトです。

公式ホームページで開店1998年となっているのは「バーンクンメー」となってからという意味です。

うーん、お父さんの痕跡は公式ページの中には一切ありません。

やっぱり何かあったのか?(笑)

お店の概要

店の内観

店は2階建てで、各階それぞれ別にキッチンがあります。

こうすることによって、客が注文したものに対して、迅速に料理を提供できるようにしているということです。

お店の壁にはモノクロの写真や、アンティーク調の木製テーブルと椅子を使ったりしています。

と、文章だけ見るといかにも観光客向けといった感じもしますが、全然そんなことはありません。

イミテーションの安っぽさはなく、きちんと本物の重厚さを感じられると思います。

正直人気店だし、観光客向けかな? と思って僕自身がその存在を知ってはいたけど、長い間行かずにいたです。

でも余計な先入観は捨てないと損するな! とつくづく思った次第です。

営業時間は毎日午前11:00から午後の11:00までですが、二階は午後10:00までなので少し注意が必要です。

最終オーダーの時間は、それぞれの階が閉まる1時間前です。

さらに、毎日19時から21時はタイの伝統音楽の生演奏があります。

ゆっくり話をしたいならこの時間は避けたほうがいいですが、せっかくなので混むのを覚悟で楽しむのも「アリ」かと思います。

サイアムでショッピングを楽しんだ後にタイ料理を楽しみたいのなら、アクセスもいい「バーンクンメー」はかなり便利です。

外国人の客が大半なので対応も慣れたものですし、なにより英語が通じるのが旅行者には嬉しいのではないでしょうか?

英語がある程度通じるので、細かい注文とかも対応できると思います。(基本的に意思の疎通できたらそれなりの対応はしてくれます)

なので辛いの苦手な方や、パクチーはちょっと…といった方でも安心して利用できます。

そんなわけなので、「タイ料理って何があるの?」といった方はもちろん、「タイに来るの初めてなんだけど…」といったタイ初心者には特にオススメのタイ料理店「バーンクンメー」の紹介でした。

参考 公式サイトBan Khun Mae(英語)

おわり