タイの色に関するイロイロな話 曜日とラッキーカラーの占星術的関係

少しタイの文化に興味のある人なら知っているかもしれませんが、タイでは曜日ごとにイメージカラーがあります。

自分の生まれた曜日の色は、その人のラッキーカラーになります。なのでタイ人は自分の生まれた曜日を即座に答えることができるのです。

そんなタイ人と色にまつわる色々な話を今回はします。

各曜日と色

それでは簡単にそれぞれの曜日の色を紹介します。まぁ知ってる人は知ってると思うので、飛ばしてもらっても結構です。

タイの曜日
  • 日曜日:วันอาทิตย์(wan aathít)
  • 月曜日:วันจันทร์(wan can)
  • 火曜日:วันอังคาร(wan aŋkhaan)
  • 水曜日:วันพุธ(wan phút)
  • 木曜日:วันพฤหัสบดี(wan pharɯ́hàtsàbɔɔdii)
  • 金曜日:วันศุกร์(wan sùk)
  • 土曜日:วันเสาร์(wan sǎw)

とタイ語では表記します。

各曜日と色の対応は以下のとおりです。

タイの曜日と色
  • 日曜日:赤
  • 月曜日:黄色
  • 火曜日:ピンク
  • 水曜日:緑(午後を黒の場合も)
  • 木曜日:オレンジ
  • 金曜日:青
  • 土曜日:紫

今はあまりないようですが、その曜日の色の服を着ていくとラッキーだそうです。

女の人にとってピンクは着やすいのか、火曜日に電車の中がピンク一色になっていたことがありました(笑)。

王族関係のイベントだと、その方の誕生曜日(こんな言い方ある?)がイベント自体のイメージカラーになります。

と、ここまではどこででも紹介していると思いますが、

「じゃあなんで日曜は赤なの? 月曜は黄色?」

くらいまではなんとなく説明もつくと思いますが

「水曜が緑? 火曜がピンクって…」

って疑問に思いますよね?

そこで、なんでその曜日がその色なのか? について考察します。

インド文化の影響

ちょっと話はそれるんですが、タイは仏教国ですよね。

街を歩いていると、黄土色の袈裟を着たお坊さんをよく見かけるでしょう?

でも、実はタイにもバラモン僧がいるんです。ちなみに男性で、白色の服を来ていたらバラモン僧の可能性が高いです。

日本で新嘗祭(勤労感謝の日)で、収穫を祝いますよね。

タイには種蒔き祭があり(ちなみに王様が蒔きます)、こういった重要行事には仏僧とともにバラモン僧も行事に参加しています。

まぁそれでも仏教第一なので若干地位は落ちるんですが、重要な役割を担っていることには変わりありません。

また、タイでも占いが盛んで、いろんな悩みを抱えた人がよく占ってます。

夜のMRTホイクワン駅の直ぐ近くでは広場中が、「青空占い師の館」と化しています(笑)。

このタイの占星術って実はインド占星術まんまなんです。

見た目はインドで主流のチャートとは違いますが、確実にそうです。南インドの系譜に属するチャートのようです。

具体的な占う方法とかはタイ独自の進化を遂げていると思いますが、基本的にはインド由来です。

そして、水曜日が午前と午後で色が違うってところで、僕はピーンと来ちゃったわけです。

まず、曜日の名前から見てみましょう。

インドで太陽はスーリヤって言いますが、別名アーディテャとも言います。

タイ語では「อาทิตย์(aathít)」(アーティット)!

同じように、月曜はチャンドラで、「จันทร์(can)」(ジャン)ですが、「ทร์」は不読文字で、本来「th」と「r」の音を持つ文字です。

火曜はマンガラですが、別名アンガーラカ、水曜ブダ、木曜はグルですが、別名ブルハスパティ、金曜はシュクラ、そして土曜はシャニーです。

タイ語ではそれぞれ、火曜:アンカーン、水曜:プット、木曜:パルハッサボディー、金曜:スック、土曜:サウです。

カタカナなので正確な発音ではないですが、同じですね。

タイに先生の日というのがあるんですが、木曜日なんです。木曜=グル(指導者)ですよ!

もう、インド由来なのは間違いないですね。

ちなみに惑星の名前については、火曜以下の曜日から วัน(wan)をとって、ดาว(daaw)~ってつければ、火星、水星、木星、金星、土星になります。太陽と月は วัน(wan)をとるだけで大丈夫です。

基本全部日本と同じです。

インド占星術の惑星

詳しい説明はしませんが、インド占星術では星が通るエリアを12室に分割していて、水星担当の2室と11室だけは午前と午後に分けるんです。

まぁこれで「は!」ってひらめいたんですが…

「お前なにもんやねん?」

と思う方もいらっしゃるでしょうが、占い師ではありません(笑)。単なる趣味で、ちょっとだけそういった知識のある、ただの通行人Aくらいなもんです。

そんなことはいいとして、インド占星術における星の色を列挙すると

  • 太陽:暗い赤
  • 月:白
  • 火星:真紅
  • 水星:緑
  • 木星:黄色、金色
  • 金星:白、まだら、なんでもOKと諸説あり
  • 土星:青っぽい黒

になるんです。暗い赤と赤、真紅とピンク、白と黄色、黄色とオレンジ、青っぽい黒と紫といったように、若干ズレはありますが、ズレがあるだけで、明らかに対応してるのがわかると思います。

金曜の青はちょっと判断が難しいんですが、単純に

「まだら~ そんな色知らん! 青使ってないから青にしよ!」

なのかと… 逆向きの自転をする、ひねくれものの金星ですから、そのへんは大目に見てください。

ここからは想像ですが、仏教伝来前後からインドとは深いつながりがあり、バラモンとともにインド占星術もタイに入ってきたんじゃないかなぁと想像をたくましくしてみたりもします。

で、時代はくだって、

「ワタシの生まれ曜日の色は○○だから、この色がワタシのラッキーカラー♥」

みたいになっていったんでしょうね。常に誕生の曜日とその日の曜日の色がラッキーカラーなので、

「今日のラッキーカラーはこれ!」

みたいなコーナーを朝のテレビ番組で作ると、確実にプロデューサーに怒られます(笑)。

そんな僕は異端の曜日、金曜生まれです。

「じゃあ、インドで星の色、どうやって決めた?」

と聞かれても、ただの通行人Aにすぎない僕に答えられるわけがありません。(決めたんじゃなくて「その色を表している」と言われそうですが…)

ただ言えるのは、その曜日の色の服を着てお出かけしても、ラッキーかどうかはアナタ次第ということだけ…

おわり