【タイ語のことわざ】歳は誤魔化せても、パクチーキングは全てお見通し

取り敢えず体裁だけ整えて、やっつけ仕事をするときって、「時間がない」とか「誰々がこれでいいって言ってたから」とか理由をいろいろ挙げますが、大抵の場合言いわけです。

どーもあそーくです。

まーこのブログも人に言えた義理ではありませんが、個人ブログで時間的制約とかは全く無いので「やっつけ仕事」ということはせずに済んでます。

のハズなんですが、なんとなく自分で作ったルールに縛られてるような気がしてるんです。

自分で作ったものなので、却ってルールを破りづらいというか、少しでも無理してしまうのは性格なんでしょうか?

という事情もありますが、当ブログに関しては出来るだけきちんとしたものを書くように努力はしています。

もちろん能力的に至らない部分も多々あるとは思いますが、その辺りの事情は汲んでいただけると幸いです。

今回紹介することわざは、表面上の体裁と、中身のギャップについて批判めいたものを表すことわざです。

ことわざというより、慣用句的なのかも知れませんが、その辺の違いもよくわからないのは、あそーくの能力的な限界です。

そんなこんなですが、取り敢えずどうぞ

ผักชีโรยหน้า

パクチーをふりかける

発音:phàk chii rooi nâa

単語
  • ผักชี:コリアンダー、パクチー
  • โรย:振りかける
  • หน้า:表、前面

今回はことわざというよりも、むしろ慣用句に近いものかもというのは冒頭で述べました。

意味としては表面だけを取り繕うという状態を指して使います。

パクチーはタイを代表する香辛野菜の一種ですが、かなり独特な香りがするので、苦手な人もいるのではないでしょうか?

このパクチーは草本植物の一種で、セリ科の1年草の植物です。

小さく白い花を咲かせますが、どの部分にも匂いがあります。中でも実の部分は特に強烈な匂いで、香辛料としても使用されます。

โรย(rooi)は振りかけるという意味ですが、料理の上にばらまく、撒き散らすといった場合にも使われる動詞です。

このように匂いの強烈なパクチーを料理の上に振りかけることにより、料理がより美味しくなったり、味が良くなったりします。

でもこれって、パクチーで料理の味を誤魔化してると思いませんか?

そうなんです。というわけで、パクチーで料理の味をごまかすということが転じて、表面だけを飾り付けるという意味になったのです。

なので真実の隠れ蓑になるものは、何か強烈なものである必要があります。タイ人の考える強烈なものが「パクチー」というわけです。

タイ人も強烈と思うなら、日本人で苦手な人がいるのも仕方ないということですね。(笑)

このことわざは、表面だけをよく見せるという意味だけではなく、外側だけをよく見せている対象に向かって、中身の方は「見たくない」「称賛したくない」とかのニュアンスを含んだ言い方になります。

これは中身に関しては相変わらず嫌悪の対象であるということも含まれています。

どんなときに使う?

取り敢えずその場をやり過ごしたり、望まない状況から逃れるため、かりそめの表面だけを取り繕って、「中身は以前と同じ」というような対象に使います。

これは、口では上手いことをいってるけど、全然改善されていない組織や人間に対する批判として使われることが多いです。

また、実際は何もしていないのに、あたかも良いことをしているとか、好調であるのを装っているように、人の目を欺くような行為を指して使われることもあります。粉飾する場合ですね。

こういった場合の組織や人間は、口でいったコトをすることのできるだけの能力や、準備が整っていない状態の場合が多いです。

以上のことから、政府に反対の立場をとるメディアなどが政府の対応を批判する際に、ニュースや新聞で見かける言葉ではないでしょうか?

日常会話の中でも見掛け倒しの人を批判するときなどに使われます。

具体的使用例

花子さんの会社の上司の玲子さん、仕事もできて、いつも颯爽としていて花子さんのあこがれの人です。

40歳も後半に突入し、今だに独身ですが

「私は仕事と結婚したの ♪」

と言ったのを聞いて、花子さんの心をしびれさせてしまいました。

しかしこの玲子さん、実は結婚したくてしたくてしょうがありません。

本名も「イネ」というのですが、そんな古臭い名前はキャリアウーマンの玲子さんが望むものではありません。会社的には「玲子」で通してます。人事の許可もとってます。

この玲子さん、実は週末はジムに、旅行にと忙しそうにしていますが、ジムは家に器材を買い込んで、毎晩若作りに頑張っているだけです。

旅行と称した婚活に日本全国を飛び回っていますが、なかなか玲子さんの御眼鏡に適う男はいません。

そんなある婚活パーティで、久々に玲子さんの心を掴む男性を見つけました。

彼は20代後半で独立した起業家です。

玲子さんは彼に気に入られたいばかりに思わず

「26歳です ♥」

と言ってしまいました。確かに26歳に見えなくもないですが、20歳もサバを読むのはやりすぎです。

彼との話も盛り上がり

(よっしゃー!)

と心の中でガッツポーズをとる玲子さんでした。

その後、二人はめでたく付き合うことになりました。

年齢のことは気がかりでしたが、死ぬまでウソを突き通すことを誓う玲子さんでした。

この玲子さんのやってる行動はまさに「パクチーをふりかける」です。年齢のことだけに後でつじつまを合わせることも出来ません。まさに神をも恐れぬ行為です。

その後の玲子さんですが、話が進み、結婚の話もでてくるようになりました。

彼のご両親のもとへもあいさつに行くことになり、彼の実家に行きます。

会社での玲子さんと違い、若干緊張気味の玲子さんでしたが、彼の実家の玄関で楚々として両親の現れるのを待っています。

先に登場した彼の父親に無事にあいさつを済ませると、次は本丸の母親です。否が応にも緊張が高まります。

母親がやってきて姿を捉えると深々と頭を下げる玲子さん!

頭を上げて聞いたのは

「あれー? イネじゃない? なんかあったの?」

彼の母親は玲子さんの高校時代の同級生であったのでした。

死んだ象を蓮の葉でかくす」と同時に「胸から山を取り出し」た玲子さんなのでした。

おわり

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