楽しいことや、やらなければならないことがあるのに、どうしても病気で思うように出来ないことってありますよね?
僕の場合は、せっかく留学しているのに、どうしても病気で学校を休まなければならないことでした。
それは、それまでの1年間無欠席だった僕が、最後のクラスに3日間欠席したときの話です。
1年もの間、学校を休まなかったくらい留学生活自体はは楽しかったのです。
か、その日の朝はベッドから起き上がれず、ましてや薬も買いに行くことなんてとてもムリだった、3日間の戦いの物語です(笑)。
戦いといっても寝てただけですけど…
と、風邪大戦ポストウォーの話です。
実は戦後の方が大変だったんです。戦後復興に費やした期間はおよそ1ヶ月!
そんなときに救世主は現れるものです。
それではどうぞ
コトのはじまり
海外に旅行や長期で海外に滞在するときって、普通、念の為飲み慣れた風邪薬とかは持っていきますよね?
僕も突然のことに備えて、多少は持参していたんです。
それまでの1年間、特に体調を壊すことなく、まぁなんとかは風邪を引かない類だったという説も、一部ではかなり有力なのではありますが、取り敢えず順調に留学生活を送っていました。
そんな順風満帆な留学生活を満喫していた時、ちょうどタイに来ていた親戚が風邪を引いて体調最悪な大変な状態で、僕に助けを求めてきたのです。
「これを見捨てては、その後の親戚会議等で僕は村八分にあうこと間違いなしだ!」とは思いませんでしたが、と同時に
「風邪って伝染るもんなの?」
と、それまでタイで風邪すら引いたことがなかった自分の健康に絶対の自信があったのです。
で、自分の部屋に引き取って面倒看ることにしたんです。
それまで風邪を引いてないおバカな健康な僕は、風邪薬を大盤振る舞いして、持ってきていた薬全部をその親戚に与えてしまったんです。
幸い、その親戚は無事完治して帰国していったのですが….
ん? なんかやばいかも
それから2日ほど経過したときのことです。
なんとなく体調がすぐれないまま、学校に行ったんです。
「ちょっと看病疲れでもでたかな?」
なんて軽く考えていたのが間違いでした。
翌日、かなりの高熱が出てたと思います。
体温計は行方不明ですし、ただでさえ、この迷宮のような部屋の中から捜索するのは困難を極めるのに、この状態で探すのはとうてい無理な話です。
ただ、学校に
「今日は休みます….」
ってメールするのが精一杯でした。
そんなこんなで、3日間ほど部屋で寝込んでいた僕でしたが、4日目の朝には完全に復活していました。
ただ、咳が出ることを除いては…
止まらない咳
心身ともに完全に復活した僕でしたが、授業中も咳が止まらず、授業を中断してしまうこともしばしばです。
ただ咳をすることを除いては健康そのものです。
そうはいっても結構頻繁に授業を中断する僕を見るに見かねた先生が、半ばキレ気味に
「これこれこういうの買ってきな!」
僕は何がなんだか、わかったかわからなかった感じで
「あ、はい…」
とバカみたいな顔をして返事をし、授業中に近くのコンビニまでそうであろうブツを買いに走ったのでありました。
で、買ってきたのかこれ

救世主!!
正解でした。
さすがです。咳を出しつつも、先生の言っているタイ語を完璧に理解している自分に、感動すら覚えました。
と自画自賛に酔ってる僕を無視して、
「さっさと飲んで!」
と先生。すると…
びっくりするくらいピタッと咳は止まりました。
ただし、20分くらいだけ(笑)。
その後も20分おきにトローチ休憩を勝手にとった僕なのでした。
このアメ? というかトローチはどこのコンビニでも売っています。
急な咳のときには本当に重宝します。ただの咳なら一時的に止めてくれます。(僕の場合)
で、ココで話は終わらないんです。
その後も咳は出続け、そのたびに例のアメを口に含んでなんとかしのぎます。
2週間位たっても止まらないので、
「なんかやばい病気?」
とも思いましたが、根っからのノーテンキな僕は、
「授業以外特に支障はないからOK」
とそのままにしていました。梅トローチを口に放り込めば取り敢えずは咳止まりますからね!(しつこいようですが、僕の場合)
さらに1ヶ月経っても止まらないので、すこーしだけ
「?」
と心配になったので、調べることにしました。で、それをみた結果
「!」
どうやら咳喘息ってやつらしいです。
原因がホコリ、ダニ等となっているじゃあありませんか!
まじまじと自分の部屋を見渡す僕です。
急いで、部屋の大掃除をしたのは言うまでもありません。
その後しばらくして咳は止まりました。
この梅トローチは本当に効果絶大でした(はい、僕の場合です)。
何度でも言いますが、僕の場合ですよ! 通常の人間の場合、重篤な病気の可能性もあるので、一応病院に行くことをオススメします。
咳喘息もこじらせるとまずいらしいんですが…
その後
僕の救世主と行っても過言ではないこのアメを、その後も常に携帯することにします。
「急な咳には梅トローチ」
ですもんね!
そして、少しでも咳き込んだクラスメイトを見つけては、
大阪のおばちゃんバリの
「飴ちゃんいる?」
ならぬ
「梅トローチいる?」
を連発して、クラスメイトにウザがられていたのは想像にかたくありません。
おわり