【タイ語のことわざ】大航海時代キリスト教は世界中に!ココにも痕跡が

ここでは「タイ語ことわざ」の紹介をしていますが、中には日本と全く同じことわざもあります。

今回紹介するのはそんな日本語と全く同じことわざです。

意味も表現も同じなので、特に「ことわざ」自体の説明はいらないと思いますが、今回、その辺は一応簡単な紹介だけにしておこうと思います。

それではどうぞ

ดาบสองคม

諸刃の剣

発音:dàap sɔ̌ɔŋ khom

単語
  • ดาบ:刀
  • สอง:(数字の)2
  • คม:刃物の刃の部分、金属の鋭い部分

はい、日本語の「諸刃の剣」という言葉と全く同じ意味で、表現も同じです。

諸刃の剣:相手にも打撃を与えるが、こちらもそれと同じくらいの打撃を受けるおそれがあることのたとえ。また、大きな効果や良い結果をもたらす可能性をもつ反面、多大な危険性をも併せもつことのたとえ。両刃の剣。
大辞林 第三版 ー 引用:コトバンク

強いて言えば、この引用した部分の後半の意味で使われるということが多いのかなぁと言ったとこくらいです。

実際、日本語の会話の中でも後半部分の、「結果の良し悪しの可能性が半々」という意味で使われることの方が多いのではないでしょうか?

なので、「全く同じ」で大丈夫だと思います。

そんな個人差のレベルといった、誤差の範囲内で、タイ語ー日本語の間では差はありません。

厳密に言えば、日本語の刀と剣は別のものなのですが、まぁそのくらいです。

タイでも刀は武器として、古来より敵と戦うために使われてきました。

また、タイの剣の形は片刃であるのが一般的です。

タイの刀は

  • ดาบหัวบัว(dàap hǔa bua):蓮頭の刀
  • ดาบหัวตัด(dàap hǔa tàt):断頭の刀
  • ดาบหัวปลาหลด(dàap hǔa plaa lòt):どじょう頭の刀
  • ดาบหัวปลาซิว(dàap hǔa plaa siw):小魚頭の刀

の4種類あるそうで、いずれも片側にしか刃のないものです。

アユタヤ時代には日本刀も入ってきていたそうです。

当時の日本の重要な輸出品でしたね。

タイで片側にしか刃がないものだけなのは、刀を使う人が安全に使えるようにするためだそうです。

そのレベルで不器用なら、どっちも一緒じゃね? とは思いますが、とにかくそうらしいです。(笑)

日本語では「剣」と表現していますが、タイ語の場合は、「もし刀が諸刃だったら…」で、物事には良い結果と悪い結果の両方があるということを表してます。

「もし…」と言ってる時点で、このことわざはタイ固有のものではありません。

この諸刃の剣という言葉は英語でも「Double-edged sword」と表現します。英語でも同じなんです。

そもそも、この言葉は「聖書」由来のものらしく、日本語もタイ語も英語も同じなのはそういう事です。

紹介しているのは「タイ語のことわざ」で、「タイのことわざ」ではないので問題ないですよね?(笑)

どんなとき使う?

何をするにしても、良い結果・悪い結果の可能性は半々なので、その辺を注意して! とアドバイスする時に使います。

日本語と同じです。元が一緒ですから。(笑)

特に今回は説明いりませんよね?

具体的使用例

花子さんはタイマッサージが大好きです。

タイに初めてきた時は痛くて死にそうなくらいでしたが、今ではすっかりハマっています。

当時は「เบา ๆหน่อย(baw baw nɔ̀i)」という言葉すら知らなかったので、マッサージのオバちゃんのいいようにされても、何も言えなかったのです。

「こんなに痛いのにお金払ってする人なんて馬鹿じゃない!?」

と言っていた花子さんでしたが、今では

「タイマッサージが嫌いな人なんて信じられない」

などと、とても同一人物の発言とは思えないのが口癖になっています。

そんな花子さんに、ある時ソムチャイ君が

「タイマッサージはいいけど、諸刃の剣だよ」

というのです。

ソムチャイ君、腐ってもタイ人です。(笑)

その発言を無視することなんて出来ません。

「なんで? タイマッサージのどこが悪いの?」

と必要に食い下がる花子さんですが、そう花子さんが反論したくなるのも仕方ありません。

花子さんはタイマッサージを定期的に受けてから、長年の腰痛が劇的に良くなったのです。

しかも血行がよくなったのか、「化粧のノリが悪い」なんてコトが一切なくなりました。

そんな花子さんなので、たとえタイ人のソムチャイ君の意見でも、納得がいくわけがありません。

そんな花子さんに対して

「だって一週間に2、3回は行ってるでしょう? 行き過ぎだよ!」

「調子いいから良いじゃない!」

となおも反論する花子さんに

「だって、この間日本に行ったとき、タイマッサージ行きたい! って駄々こねてたでしょ?」

花子「駄々こねるってどこで覚えたの? それより、それがどうしたっていうの?」

ソムチャイ「それ“中毒”っていうんだよ。日本でタイマッサージするのはバンコクみたいに簡単じゃないよね? わかる“中毒”って?」

花子「はー? 何が「わかる“中毒”って?」よ! アンタも偉くなったもんね、でもマッサージはやめませんから!」

と強がっていた花子さんですが、密かにマッサージの回数を減らしたのでありました。

ソムチャイ君が花子さんに勝った数少ない話でした。

おわり

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