バンコクで知り合うのは外国人の友達ばかり!?ってどういうことなの?

タイでタイ人の友達を作るのは意外と難しいんです。

どーもあそーくです。

これってあるシチュエーションにいる人達にとっては、あるあるネタなんです。どういう場合かというと…

タイ語の語学学校に通っている場合です。

僕もタイ語学校に通っていたのですが、

タイ語学校についてはこちらをどうぞ

【バンコクのタイ語学校】僕の通ってた学校の授業の進め方や進級の仕方

当然のことですが、タイ人なんて先生くらいなもんで、

「タイ人の友人がいる!」

っていうだけで、周りから

「おー すげー」

っとちょっとした羨望の眼差しでみつめられまず。もう学校の中でタイ人ってステータスは芸能人とか有名プロスポーツ選手とかと同じ扱いです(先生除く)。

と冗談はさておき、タイ人が星の数ほどいるバンコクで、語学学校の中ではタイ人よりその他の外国人と知り合うほうがよっぽど日常的なのであります。

今回はそんな外国人の友人の紹介です。日本人と違って、ちょっと「??」な人たちが多目ですが、結構面白い人が多いです。

それではどうぞ

毎日必ず遅刻してくるコロンビア人の彼

バンコクには意外と南米から来てる人多いんです。(体感調査済み)

僕の学校の友人にコロンビア人がいました。そんな彼は必ず遅刻してきます。必ずというのは100%という意味です。

そして、その遅刻はちょうど30分なんです。そこは正確なんです(笑)。

授業が30分をすぎると全員で時計を見ます。

30分経過まで、5、4、3…

とここで、彼が教室に入ってくる姿が見えます。

「そこまで正確なら遅刻すんなよー!」

ってなりますよね? しかも彼は学校から歩いて10分のところに住んでます。

こんな毎回遅刻してくる彼ですが、タイ語の方は….

壊滅的にできない(泣)。

どれくらい出来ないかというと、スピーキングのレベル3からは確実に各クラスを2回ずつ受講しています。

つまり、学校に入ってから最初の2クラス以外、各クラス一度は落第しているというレベルであります。

そして、30分遅刻してきて、何事もなかったように席に座り、さも「最初から授業出てましたけど、なにか?」って顔でふんふんとうなずいてます。

(…アンタ、絶対わかってないでしょ!)

と先生も承知していますが、まぁいつものことなので。

「わかってないでしょ?」

とお約束のツッコミです。

そんな先生のツッコミに対して満面の笑顔で答える彼なのです。

彼とは同じクラスになったのは一度だけなんですが、僕の顔を見かけると

「 คุณ(khun)◯◯!」って確実に話しかけてくれます。(ただ僕の名前を呼んでるだけです)

で、「なに?」って聞くと…

ビッグスマイル  😊 

以上、その後彼は一人でウケて笑っているんです。

「… ネタ?? 笑いのツボが不明すぎる…」

こんな謎な彼も、週末は時々クラブでDJをやってるんです。僕も何度か誘われましたが、あんまりテクノ好きじゃないんで、

「また今度ね♪」

と適当に流してました。とこう書くと、怪しげな外国人って感じでしょう? ある意味怪しいですけど…

彼の本業は弁護士です。いつも遅刻してくるのはコロンビアとの時差の関係らしいです。

コロンビアの法律事務所に所属してて、書類を書いたり、それをコロンビアに送ってたりと、仕事をしてから学校にくるために毎回遅刻になってしまうらしいんです。

こういう場合はタイの労働許可はいらないんだろうか?

とも思いましたが、タイ人の労働環境に何の影響もない仕事なので、問題ないんでしょう。(詳しくは知らん)

コロンビアは治安が悪いので、「帰りたくない」ってよく言ってましたね。タイ語終わったら、英語の学校通うって言ってました。今、どうしてんだろ?

こんな不思議な彼ですが、基本ニコニコしてるので、タイ人の先生たちにはすごく好かれてました。無表情で無愛想なのタイ人好きじゃないですもんね。

そんな彼は教育省のテストを一緒に受けにいった唯一の同期です。

複数のパスポートを持つ男

今日二人目に登場していただく彼は南米はアルゼンチンからお越しの方です。

この彼は学校が同じだったわけでもなんでもないのですが、なぜか知り合いました。この彼も別のタイ語の学校に通学してたので、同じタイ語学習者ではあります。

タイではタイ語を始めとして、英語、日本語、中国語等の語学留学に対しても教育ビザが発給されるのですが、各々の言語を連続して受講することができません。

なので、先のコロンビア人君は英語の学校に通うことを検討していたのです。そして、この教育ビザも各言語に対して1年ちょっと(人によって異なります)しか許可されません。

まぁ間に別の言語を挟めば大丈夫だという謎なシステムなんですが…

また、ノービザでも日本人の場合、30日しか滞在できず、一旦出国して再度入国する、いわゆるビザランにも制限があります。

ですが、このアルゼンチンの彼は

「複数パスポート持ってるから、問題なし!」

と豪語するのです。

どうやらアルゼンチン以外にもチリとイタリアのパスポートを持っているそうで、アルゼンチンのパスポートで出国して、チリのパスポートで入国して…

じゃあ相手の国に入国する時、前回のタイの出国のときから数ヶ月かけて来た??

ちょっと頭がショートしました。

とにかく、複数のパスポートを華麗に使い分けてるんだそうです。

「え? じゃあ今僕が話しているアンタは何人のフェルナンドなの?」

ってカオスな会話が成立するわけです。(名前言っちゃった♪)

もちろん日本人には二重国籍の禁止の原則があるので、こんな事は起こることはありません。

なんとも摩訶不思議なラテンのシステムなのであります。

と、こんな感じで世界の不思議を体験できることも魅力の一つであるのが、語学学校なのです。

おわり