【タイ語のことわざ】十七条憲法の第一条は「和を以て貴しとなす」です

何かを共同でする場合にいちばん大事なものってなんでしょうかね?

どーもあそーくです。

ビッグビジネスを成功させるには、その規模が大きくなればなるほどチームワークが大事になってきます。

今回紹介することわざもこういったチームワークの大切さを表現したものとなっています。

こういったチームワークの大切さは日本人は太古の昔より身体に染み付いているのではないでしょうか?

チャイナの人との話でよく出てくる言葉に

「個人では龍だけど、集団では豚になるのがチャイナ。日本人は個人では豚だが、集団だと龍になる」

なんてのがあります。

個人では豚って…

とは思いますが、世界は日本人のコトをこんな感じで見ているいい傍証のひとつなのではないでしょうか。

言葉というのは時代とともに変化していきます。

今回のことわざも、そういった時間とともに意味の変化していった言葉の一つです。

いろいろありますが、取り敢えずどーぞ

บัวไม่ชํ้า น้ำไม่ขุ่น

蓮が傷まなければ水も濁らない

発音:bua mâi chám náam mâi khùn

単語
  • บัว:蓮、睡蓮
  • ไม่:~しない、~ではない
  • ชํ้า:傷んだ(植物)、あざになる、内出血する
  • น้ำ:水(水道水、海水、雨水など)
  • ขุ่น:濁った
  • ให้:~な状態になるようにする

このことわざは

บัวไม่ให้ชํ้า น้ำไม่ให้ขุ่น

発音:bua mâi hâi chám náam mâi hâi khùn

という言い方もあります。

このことわざの意味は、感情の行き違いがあったり、心を傷つけたりして、仲が悪くなることのないように、注意を払って温和に、優しく、お互いを思いやって付き合う、ということを表しています。

蓮という植物は、茎の一部が水の中の泥の下から生えています。

タイ人はこの蓮の茎を使って「แกงบัว(kɛɛŋ – カレー)」の材料として使うのですが、この蓮の茎を「บัวสาย(bua sǎai – ブアサーイ)」と言います。

この蓮の茎(ブアサーイ)を収穫するときには、根から茎を切り離すために引っ張るのですが、この際、そっと引っ張って茎を引っこ抜かねばなりません。

なぜなら、収穫のときには泥の中に入っていくのですが、乱暴に引っ張ると泥で水が濁ってしまいます。

泥で水が濁ると、次の蓮の茎を収穫するのに場所がわからなくなり、しばらく待たないといけないそうです。

また、茎が傷つくと、カレーの材料となるのですから、当然味が落ちてしまいます。傷だらけの具が入ったカレーだと食欲も減退しますよね?

そういった点からも蓮の茎を収穫するときには丁寧にしなければならないのです。

このように、美味しい食材を手に入れるには、丁寧に収穫しなければならないという蓮の茎の例を持って、良い友人関係を構築する際や、共同で作業をする場合の例えとしたのです。

というのは現代の意味です。

実はこのことわざ、以前は違った意味で使われていました。

こういった言葉の意味が昔と今とでは違う例は日本語の中にもありますよね?

元々ことわざは「こころを動ぜずに何かを実行する」という意味だったそうです。

前もって計画していたことをそのままに実行することですが、この計画していたことは、決められていた時期や適切な機会に行う場合です。

また、この実行することには良いこととか悪いこととかの区別はなく、とにかく計画して実行しなければ完遂するのが困難なことを指していました。

まーそういった困難な仕事はいろいろありますよね?

困難な仕事をこなす場合に、あれこれと考えてないで計画書とおりに実行しなさい! ということの例えとしてこのことわざが使われていたんだそうです。

現代の意味のほうが蓮の茎の収穫を考えるとわかりやすいと言えばわかりやすいです。

元の言葉が意味するものがわからないと、段々と意味自体が変化していくといういい例です。

日本語の「袖擦り合うも他生の縁」的な感じです。

どんな時使う?

丁寧にコトを運ばないと失敗するようなコトがある場合、お互いに侮辱したり、非難し合っていては上手くいくものも上手くいきません。

譲歩するところは譲歩し、寛容な心で理解し合い、思いやりを保って互いに不快になることを避けることが成功に繋がります。

そして、これらの「なすべきこと」を成功に導くための教えとしてこのことわざは使われます。

どっかで聞いたことのある感じだな-と思ってましたが、やっとわかりました。

これって

「一曰、以和爲貴(一に曰く、和をもって貴しとなす)」

十七条憲法の第一条です。聖徳太子です。

仏教繋がりです。

敢えて蓮という植物をもってくるあたり、心憎い演出です(笑)。

なので、日本人には詳しい説明は不要というわけです。

MEMO
十七条憲法は「日本書紀」内に全17条が掲載されています

具体的使用例

説明不要とはいってもアレなので、一応使用例も

「国をつくるには、蓮が傷まなければ水も濁らないようにしなければなりません」(太子談だと思う)

具体的でもなんでもない使用例でした。m(__)m

集団のときだけでなく、個人でも龍になるように切磋琢磨したいものです。

ていうか、

そもそも豚じゃねーし!!

何気に日本人ディスってんじゃねーーー!!

おわり

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