【タイ語のことわざ】幸運とはほど遠い?象の恨みは怖いゾウ!なんてね

フランス革命、ロシア革命、そして文化大革命とおよそ革命と名の付くもののほとんどは大きな破壊を伴います。

良い悪いは別として、破壊しなければ新しいものは出来ないということなのでしょう。

どーもあそーくです。

確かに変えなければならないことはありますが、大抵の場合は行き過ぎてしまい、革命の熱狂とかいう美酒に酔った、泥酔者の集団に成り果ててしまうのが歴史の教えるところです。

そんな酔っ払いには何百年もかけて作り上げてきたものなんて気にしません。

あっさりぶっ壊してしまいます。まー単なる馬鹿ですね。www

戦争とほぼ同義に成り下がった革命という言葉を、今だに嬉々として使ってる馬鹿のいかに多いことか… (・・;

今回のことわざはこういった類のアホに対するタイのことわざです。

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ฆ่าช้างเอางา

象を殺して牙を盗る

発音:khâa cháaŋ aw ŋaa

単語
  • ฆ่า:殺す、殺害する
  • ช้าง:象
  • เอา:~をとる、受け取る
  • งา:象の牙

動物の牙は一般に「เขี้ยว(khîaw)」と言いますが、象の牙に限っては「งา」を使います。分かりやすいように「งาช้าง(cháaŋ)」と言ったりもします。

このことわざの意味は、そのままにしておけば効用があったり、価値があるものを大した理由でもなかったり、少しの利益のためにそれを破損してしまうことを表してます。

まー、くだらない事のために大事なものを失くしてしまう事でもあります。

タイ人にとって象という生き物は、とても大切なものです。

本来は野生動物なのですが、飼い馴らせば森林作業の手伝いをしたり、乗り物として使われることもあります。

もちろん、こういった労働力としての動物というだけではタイ人にとって特別な動物にはならないでしょう。

その姿から、神聖な動物としても見られていますし、トレーニングをすれば、賢い動物なので人を楽しませたり、一緒に遊んだりもできます。

訓練をすれば従順で、人に危害を加えることもありません。

また象は牙も貴重で、欲しがる人間も多くいます。

象牙は見た目の美しさだけではなく、吉祥の象徴と信じられているため、密猟される事件も珍しくありません。

かつては日本も象牙の輸入大国でしたが、ワシントン条約を締結して以降、象牙の輸入は禁止されました。

現在では世界中で象牙の取引は実質出来ない状態になっていますが、それでも欲しがる人がいるのは事実です。

こういった状況なので、象牙を手に入れるのはますます困難になったというのが現状です。

象牙さえあれば、運気が上昇するとか

アホか!

としか言えない迷信を信じてるのか、見栄のためなのかはわかりませんが、禁止されればされるほど人間というものは欲しがるようです。

むしろ象の怨念とか怖ぇ~とか思ってしまうんですが…

ただ、こういった馬鹿のために殺される象はたまったものではありません。

しかも牙だけ取られた象の死骸が見つかることは珍しくないそうです。

どこの国とは言いませんが、そんなことをするのは未だに「象牙の製品を持っていることが自慢になる」文化的に未開の社会だけなんですけどね。

こういった下らない見栄のために大事な象の命を失くしてしまうようなことは、行為をすることが却って損だったり、価値を低減させることを意味しています。

勿論このことわざは、ワシントン条約の前に成立したものなので、特に違法でもなかったのですが、それでも象を狩るという行為は「無価値な行動」との認識が昔からタイ人の中にはあったと言えます。

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どんなとき使う?

このことわざは、元々恩恵を受けていたものや、偉大なものを下らない、大したこともない理由で破壊することを表現しています。

なので、警告だったり、その行為をした結果、重大な事態に陥ることが明白な場合の「たとえ」として使います。

その行為をする人が間違っていたり知らなかったりで、とても価値のあるコトやモノを破壊し、無価値なものと引き替えにしようとしている時に、忠告や、警告をする目的で使います。

具体的使用例

ソムチャイ君の友達のナット君は少し太り気味だったのですが、最近とうとう100キロ超の大台にのってしまって焦っています。

ソムチャイ君に

「少しは痩せないと彼女出来ないよ!」

と言われ、確かにこのままじゃ絶対モテない! と危機感を感じたナット君はダイエットをすることを決意しました。

毎日ランニングで10キロ走り、食事の量も1日5食食べていたのを、1食に減らしました。

3ヶ月後

ナット君の体重は大きく減少し、目標の体重を達成できたのですが、なぜかナット君の顔は曇っています。

ナット君は体重の減少だけに気を取られて、食事のバランスを考えていなかったのです。

おかげで彼の髪の毛はすっかり抜け、キレイな頭皮が丸見えになってしまいました。

しかも栄養失調で現在絶賛入院中です。

あげくに

象を殺して牙を盗るだろ!」

とソムチャイ君に怒られるという始末です。

さて、ナット君の髪の毛は復活するのでありましょうか?

そう言えば、ローソクなんちゃらってのもありましたね。(爆笑)

おわり

【タイ語のことわざ】索引

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