日本人だから気をつけたい!バンコク・フードコートのローカルルール!

混雑している店で席をとっておくのに自分の財布だったり、カバンだったりを置いて場所を確保した経験はありますよね?

あそーくです。

日本だと席をとる際、自分の持ち物を置くことで「唾つけてんだから近寄んな!」的な主張が出来ます。

こんなのは治安の良い日本だから可能なのであって、海外ではそんなことありえない! なんて思ってませんか?

確かに日本の治安の良さは別格の感があるのは否定できません。

今回は、この「席を確保する」という行為について、日本人とタイ人ではどうちがうのか? について考察してみます。

バンコクのフードコートの場合

バンコクのアソークにあるターミナル21のフードコートは外国人旅行者だけでなく、タイ人にも大人気です。

バンコクのフードコート行くならターミナル21!その安さの秘密とは?

特にお昼休みになるとアソーク周辺からタイ人会社員も昼食を取りに来るので大混雑です。

テーブルの間の通路は食器トレイを抱えたままウロウロしている外国人やタイ人だらけになります。

基本的には席を確保してから食事の注文にいかないとウロウロしている人たちの一人になること間違いなしです。

では一人で食べに来ているタイ人たちはどうしているのでしょうか?

多くのタイ人はトレイを抱えてウロウロしてます。

そこへ食事を終えたアナタがスマートにタイ人OLに席を譲れば、彼女のヒーローになるのは言わずともわかるでしょう(笑)。

最近は会社の社員証などをテーブルの上に置いて席を確保しているタイ人もちらほら見かけるようになりました。

日本で財布や社員証で席を確保できる仕組み

日本だと財布やタイ人のように社員証をテーブルの上に置いてある状態だと、わざわざその席に座ることはないと思います。

恐らく、店員さんかお店の関係者がその席を “誰が座っても大丈夫”  な状態にした後でないと、まず勝手に座ったりすることはありません。

よく外国人は日本人がテーブルの上に財布を置いて席をとる習慣を

「日本は治安がいいからそんな真似できるんだ!」

驚異的な日本の治安の良さは遵法精神にあふれた日本人によって支えられている!

みたいな感じで紹介されてますよね?

僕ら日本人からしたら

「なんかちげーよ!」

と分かりますが、彼らにはわかりません。

置いてある財布を勝手に持っていかないのも、高そうな時計が道端に落ちていても自分のモノにしないのも、あれもこれもみーんな…

他人のモノが気持ち悪いから!!

というのが奴らにはちっとも分かってないって思いません?

それが衛生的に汚い場合もありますが、なんか変な念とか入ってたらやだなーって感覚の方が強いように思います。

僕らに中に神道的な考えが知らず知らずのうちに浸透していって、こういった行動をとっているんでしょう。

社員証で席を確保するようになったタイ人

で、最初の話に戻ります。

元々タイ人には自分の持ち物で席を確保するという習慣はなかったと思います。

というのも、席を確保しなければならない状況が存在しなかったからです。

以前は(今もありますが)屋台で食事を注文するのには、席に座って、店主が注文を取りに来れば事足りたからです。

フードコート自体は以前からありましたが、ここまで混雑していなかったし、街の屋台でも買ってから会社で食べるのが一般的だったんじゃないでしょうか?

というわけで、タイ人も時代の荒波に揉まれて変化していってるんですね。

そもそも多くのタイ人は仏教徒なので、五戒の一つに他人のモノを故意に盗んではいけないとあるので、他人の社員証を盗むことに抵抗はあると思います。

まー他人の社員証盗んでも何の得にもなりませんが(笑)。

で、この「他人のモノ」に座席は含まれないのは明らかです。

そもそも店がサービスで提供している空間であるし、万が一仏教の五戒を盾にして自分の席であることを主張したら、おかしな人の認定は確実です。

自分の持ち物で座席を確保する習慣は日本由来のような気がします。

アニメや食べ物だけでなくこんなことにも日本の影響受けてるんですね。

ただ日本の習慣がある程度浸透している前提がないと、この社員証はただの忘れ物と化してしまいます(笑)

社員証は絶対的なパワーがあるわけではない

ターミナル21のフードコートではだいぶおなじみになった、社員証で座席確保するルールですが、外国人にこのルールは通用しません!

あるタイ人グループが社員証をテーブルの上に置いて、料理の注文をするために席を離れました。

時はお昼の12時を少し回ったくらいで、フードコートの中の混雑状況はピークに達しています。

そこへ食器トレイを抱えた欧米人旅行者二人組が通りかかります。

テーブルの上の社員証を一瞥した後、その社員証を脇によけて着席し、食事を始めたのを目撃したことがあります。

アソーク辺りじゃあり得ない格好をしていたので、旅行者であることは間違いないですが、知っててやったのか、知らずに「忘れ物」と認識して着席したのは定かではありません。

ただ、料理を受け取った例のタイ人グループが食器トレイを抱えて戻ってきた時、すでに知らないファラン(欧米系コーカソイド)に席を強奪されていたのは可哀想でした。

「周りをみたらどういう意味か察しろよ!」

とファランの二人に対してちょっと思いましたが、そんな期待をすること自体が無駄なんでしょうね。

社員証を置いたタイ人の彼も、ルールを知らないなら仕方ないといった顔をして、自分の社員証をしまい、他の見つかるはずのない空席を探しに立ち去って行きました。

確かに座席を確保したまま注文を取りになが~く席を離れるのは、その間誰も座ってないわけですし、混雑したフードコード内ではムダだとも思いますが、ここはタイです。

彼らのルールに従うのが筋じゃないでしょうかね?

この場合は外国人でしたが、タイ人だったらどうでしょう?

さすがに座ることはしないと思いますが、座席を確保する意味というのが全タイに広がるのはもう少し時間がかかるのかもしれません。

後日談

この事件があった数カ月後、同じくターミナル21のフードコートで食事をとっていたときのことです。

再びタイ人が社員証をテーブルの上に置いて座席を確保する瞬間を目撃しました。

そのタイ人は首から下げていた社員証を外し、テーブルに置いたのですが、わざわざ裏返しにして置いています。

「まーやたらめったらと自分の顔を晒すのも恥ずかしーよね-」

なんて思っていたのです。

どうやらその社員証の裏側には何やら文字が書いてあります。

ちらっと見ると、タイ語、英語に続いて、何やらよーく見たことのある文字があるではありませんか!

そこには

「この席は予約ずみです」

(✽ ゚д゚ ✽)

しかも手書き!

日本人にも座席奪われたことがあるの????

フードコートにこれから初めて行く予定のある方、こういうルールもあるので気をつけて下さいね!

おわり