タイ将棋のマークルックはお坊さんの嗜みです。植物だって動員します!

日本の将棋のようなゲームはチェスを初めとしていろいろありますが、タイにもあります。

タイ語で「หมากรุก(màak rúk マークルック)」と呼ばれるゲームですが、このマークルックという単語は将棋類全般を指す言葉です。

「หมากรุกไทย(màak rúk thai マークルックタイ」といえば間違いなくタイのマークルックを指しますが、最近では単にマークルックをいうと西洋チェスと思われることも多々あります。

どーもあそーくです。

今回はタイのマークルックに関する話をしたいと思います。

それではどうぞ

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タイのマークルック

日本の将棋や西洋のチェスも含めて、全ての将棋類の起源はインドのチャトランガというゲームが始まりです。

このインドのチャトランガからは、日本の将棋やチェスの他に中華世界のシャンチー(象棋)など、いろいろな派生バージョンが誕生しました。

その中の一つがタイのマークルックです。

このタイのマークルック(以下、マークルックとします)に最も近いカタチが西洋のチェスです。

マークルックと非常に近いものとして、カンボジアで普及しているOkとかOukとか呼ばれているモノがあります。

正式なルールでは使われない、地方ルールではこのカンボジアのものと同じルールがあったりと、元は同じものだったのではと考えられています。

ところでこのマークルックはスポーツです。

日本の将棋なども頭を使ったスポーツなんて比喩的にいわれたりもしますが、タイでは間違いなく立派なスポーツと認識されています。

??? どーゆーこと?

ってなりますよね? 大型店舗でマークルックの駒を購入する場合、ゲームのコーナーに行っても、目的のものは見つけられません。

スポーツコーナーに向かって下さい。そこにマークルックの駒を見つけることが出来るはずです。

タイ語でスポーツは「กีฬา(kiilaa ギーラ-)」と言いますが、マークルックはこのギーラーに分類されます。

確か、日本では囲碁・将棋部って文化部ですよね? (゚∀゚)

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マークルックの歴史

スコータイ時代のマークルックは、上流階級と僧侶の間でだけで行われていました。

一般の人々にはそれほど知られていなかったという事情があります。

ただ、タイ人・スリランカ人・ビルマ人の僧侶の間で行われていた時期は、少なくとも八世紀中頃より前には遡れないのでは? と考えられています。

というのも、スコータイに人々が住み始めたのがその頃とされているからです。

次のアユタヤ王朝時代の記録はビルマとの戦争で、あまり残っていないのですが、アユタヤ後期の人物でもある、ラタナコーシン朝の初代であるラーマ1世はマークルックを非常に愛していたそうです。

「クンチャーン・クンフェーン」というタイを代表する民間の伝説をモチーフにした叙事詩があります

この本は、アユタヤ時代のオリジナルを再度収集して、現在のカタチにしたという経緯のある書物です。

この「クンチャーン・クンフェーン」の中に出てくる登場人物がマークルックで遊んでいます。

こういったところから、アユタヤ時代には一般のタイ人にもマークルックは広く普及していたと言えます。

マークルックのルール

マークルックは8×8の64マスの盤上でするゲームです。

駒を一つずつ交代で動かすのは日本の将棋と同じです。

駒の種類は6種類で、16個の持ち駒で戦います。

まずは駒の紹介です。

駒の名前 タイ語 発音 意味
ビア เบี้ย bîa 子安貝
メット เม็ด mét 種子
マー ม้า máa
コーン โคน khoon 根っこ
ルア เรือ rɯa
クン ขุน khǔn 首領、頭目

と駒の種類は以上の6つです。

植物とかも動員してます。(笑)

この内のビアは敵陣の三段目に入るとビアガーイ(เบี้ยหงาย bîa ŋǎai)となります。「成り」ですね。

「หงาย」はあおむけに成るという意味なので、仰向けになった子安貝に成ります。(笑)

駒の動きは、ビアは前に1マス動けますが、相手方のコマを取る時は左右の斜め前に1マス動けます。

ビアガーイになると次のメットと同じ動きと変化します。

メットは斜めの方向に1マス動けます。後方の斜めだってOKです。

マーはちょっと説明が難しいですが、桂馬の動きが八方にという感じです。わかりにくいので図にすると

こんな感じで「マー」の位置から◯の位置に進めるということです。

コーンは前か左右の斜め前に1マスか、後方の左右の斜め後ろに1マス動けます。将棋の銀将と同じです。

ルアは上下左右にどれだけでも動けます。将棋の飛車と同じです。

クンは周囲の八方向に1マスづつ動けます。将棋の王将と同じです。

千日手は引き分けとか、引き分けの時には点数制で勝敗を決めるとか、細かいルールは多少ありますが、取り敢えず駒の動きを覚えることが先決です。

クンだけになって、相手にビアガーイがない時は自分の番の時に引き分けのルールの適用を宣言することによって、引き分け戦に移行します。

クンだけの状態はほぼほぼ負けなので、引き分け戦で決められた通りに逃げ切れたら、取り敢えず引き分けに持ち込めるということです。

  1. 相手にルアーが2個あれば8。1個なら16。
  2. ルアーがなく、コンが2個あれば22。1個なら44。
  3. ルアーもコンもなく、マーが2個あれば32。1個なら64。
  4. メットとビアガーイしかなければ、個数に関わらず64。
  • 以上を基本点として、これらから盤上の全駒数(双方のクン含む)を引いた数が手数になる。たとえば相手がコン1個、マー2個、ビアガーイ2個ならば44(基本点)-7(駒数)=37手逃げ切れば引き分け。 ー 引用:Wikipedia

他にも引き分けのパターンがありますが、おいおい覚えていけばいいと思います。

Siam Chess หมากรุกไทย

Siam Chess หมากรุกไทย
開発元:PaTin
posted withアプリーチ

iPhoneのいい感じのアプリは探せませんでした。m(__)mスマホの人はこのアプリのeasy modeで練習すれば、駒の動きはすぐに覚えられると思います。ただ慣れないうちは中々勝てなくて腹立ますが、相手はただのプログラムです。感情的になるのは止めましょう。(笑)基本的に日本の将棋よりは簡単なハズです。(たぶん)それでは健闘を祈ります。(笑)おわり

マー
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