僕はタイマッサージが嫌いでした。ただ痛いだけだし… 終わると全身ぐったりするしで。
そんな僕も今ではすっかりタイマッサージホリックです。「週2回位行く」って言ったら学校の先生に ติดนวด (tìt nûat) – マッサージ中毒 なんて言われるまでに成長しました。
(実際、やめられなくなる人もいるらしい この病気は世界保健機関WHOの認定は受けていません)
ワット・ポー スタイル
実はタイマッサージと言っても、僕らがよく目にしたり、体験するのはワット・ポーで開発されたもので、ほとんどの店がこのワット・ポースタイルです。
もちろん、今回紹介するのは古式マッサージ แผนโบราณ(phɛ̌ɛn booraan) です(笑)。
今でもワット・ポーで教えているらしいですが、HP見ると、
「なんか外国人料金高すぎないか?」
まぁいいや人にするより受けたほうがいいので、僕には関係ありませんから。
日本人旅行者の定番のお店が、プロムポンの駅降りてすぐのソイのつきあたりにある「ワットポーマッサージスクール・スクムビット校」です。
ワット・ポーと組織上どういう関係があるのか知りませんが、完全にワット・ポーのスタイルです。
店としての名前はタイマッサージ39なんですね。はじめて知りました。
ここはフットマッサージとかいろんなコース・組み合わせがあるし、受付で完全に日本語が通じるので旅行できた人には便利だと思います。
他にも日本人在住者の中でココと人気を二分しているのが「at ease massage&spa」です。
僕は行ったことがないんですが、人気店ですね。
旅行でバンコクに来たのなら上の2店のどちらかに行っとけばまず間違いはないと思います。
僕は、家の近くとかで済ませることが割と多いんです。
タイ語しか通じないような店のほうが値段が格段にやすくなるし、マッサージ師のやる気のむらも格段に向上します(笑)。
まぁ1時間とか、2時間とか大変なのはわかりますが、アクビしながらやられてもねぇ(笑)。
もう3分ほど手が止まってるんですが…こっちの方が気を使ってリラックスできないんですけど…
なーんてことがあったり、やたら元気が有り余ってて「もう少し弱めで」って頼んでも気を抜くと、いつのまにか強さが「強」に戻ってるなんてことがあったりと飽きが来ません(笑)。
そういうわけなので、
「やった! 上手いマッサージ師さん見つけた!」
と思ってもいつもそうとは限らないのが、タイマッサージの醍醐味です。
どっちにしてもバンコクでタイマッサージ受けるのならほぼ100%ワット・ポーのスタイルなんですが(と思う)、チェンマイにはまた別のスタイルがあります。
チェンマイスタイルって何?
実はチェンマイのスタイルをなんと呼ぶかは知らないんですが、あまりに違ったので、マッサージ師さんに
「これ、ワットポーのと違いますよね?」
って聞いたら、チェンマイのだっていうので、一応チェンマイスタイル(仮)とでも言っときます。
実際に受けてみてもらわないと、細かく違いを説明することはできないんですが、できる範囲で頑張って説明してみます。
一番の違いは、その強さです。痛くないんです。すっかりバンコク式に適応していた僕は
「あー、男の人かー。まぁちょっと疲れてるし多少強めでもいいか。でも、あんまり力任せなのは..」
なんて思ってました。
「えっ? こんなもんで効くの? 手抜いてる?」
そうなんです。全然痛くないんです。最初は痛くないだけかと思ってました。もちろんなでてるだけってかんじでもありません。
身体の経絡ですかタイ語でセン(スペル知らん)って言うらしいんですが、そこを丁寧に押さえていくんです。
今までで最高のマッサージでした。場所は旧市街の中です。
名前はワットサムパオー(なんかカタカナだと変です。)
あまりのチェンマイスタイルに魅了された僕は、さらなる高みを目指そうと思い、ネットで調べて、どうやら有名らしいワットマハワンに行ってのですが…
本当に行ったの? 確かにトクセンとかあったけど…
まぁ、タイマッサージはマッサージ師の気分によるから、僕の運が悪かったんだと諦めることにしました。
でも、これ一緒じゃん..,バンコクと..違うの?(諦めが悪い)

この看板が目印です(笑)
やっぱりワット・ポーのビッグネームにはだんだん押され気味のチェンマイスタイルですが、本物を味わってしまった僕は、病みつきになりました。(もう一回行っとけば良かった)
このチェンマイマッサージとコーヒーを飲みに来るだけでもチェンマイには来る価値があります。
2つのスタイルの違い
多分、ワットポーのはセンも押すんですが、それに加えて筋膜リリースに近い感じもします。だから筋膜に塊というか、しこりがあると結構痛いんだと思います。
一方チェンマイの場合はリンパとか何か別の方法で身体を整えていくみたいで、正直よくわかりません。が、気持ちいいのは保証します。
なんか、ランナータイ王国の秘伝が詰まってる感じです。
なので、この2つのスタイルのタイマッサージは別物って考えた方が良さそうです。
ちなみに、マッサージ師はタイ語で หมอนวด(mɔ̌ɔ nûat) そう、お医者様なのでございます。
もし、機会があったら、チェンマイで、チェンマイスタイルのマッサージを体験してみることをオススメするとともに、マッサージ師の調子がいいことも合わせて祈ってます(笑)
おわり