バンコクの地下鉄ですが、
バンコク・メトロ
バンコク・メトロタイの首都バンコクの首都圏を走る地下鉄による高速鉄道網である。正式名称はMRT(Mass Rapid Transit)。バンコク・高速道路とメトロ社(Bangkok Expressway and Metro Limited)が運営している。ー引用:Wikipedia
なんだそうです。日本語でバンコク・メトロと言うとは知らんかった。正式名称の中に「バンコク」も「メトロ」も入ってない(笑)。なので、以下MRTで統一します。
今回は新型カードの登場で存在の危ぶまれている、MRTカードだけにスポットを当てて、一つ記事を書いてみたいと思います。
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MRTカード すげー
まぁ地下鉄に関しては特に説明する必要はないとは思います。
乗り方は、自動券売機で黒の丸っこいコインみたいなトークンを買って乗りまーす。
でも住んでる人で、こんなの買う人、まずいませーん。
だいたいが、MRTのカード(正式名称は知らん)を使って乗ります。
自動券売機は、BTS(モノレールみたいなやつね)の券売機よりは多少はマシですが、反応はめちゃくちゃ悪いです。
駅の混雑時に券売機でトークンを買うとします。
特に夕方のスクンビット駅は激混みです!

結構な長蛇の列ですが、なかなか自分の番が回ってきません。
やっと自分の番が来ました。画面はタイ語です。
「おっ! 英語表記にもできるやんけ!」
と意気揚々として “ENGLISH” のボタンを押します。が、なかなか画面表記は変わってくれません。
やっと英語表記に変わりました。値段を確認して小銭を投入します。しかし、なぜか小銭は戻ってきます。
何度か繰り返してやっと1バーツ投入できました。
まだまだ、あと19バーツほど入れなければトークンは買えません。
次に5バーツを投入しますが、状況は1バーツのときと同じです。
やっとの思いで合計6バーツを投入できた時です。
「ちっ!」
という音が後ろから聞こえたような気がします。
空耳かな? と思いこもうとしますが、後ろから漂ってくる殺気を無視できるほど無神経ではありません。
そうです。通常の神経を持ったアナタにはもう後ろを振り返ることは出来なくなってしまいました。
それでもこの状況で、あと14バーツ投入しなければなりません。
ただでさえ異国の地ということで不安になっている上に、更に後ろが気になり、焦るアナタは小銭を撒き散らしてしまいます。
もう正常に思考することなんて出来ません。ただ、非情にも時間だけは確実に過ぎていきます
小銭は後ろにも転がっていったようですが、もちろん今のアナタに後ろを振り向いて、小銭を拾う勇気などあるわけないです。心はとうの昔に折られています。
やっとの思いでトークンをゲットしたアナタは改札を通り、へとへとになってホームに向かいますが、長ーい、なが~い列の最後尾に並ばなくてはなりません。
それから4本くらい電車は来たでしょうか。やっと乗車できたアナタですが、なぜか浮かない顔をしています。
随分早めに出たのに、約束の時間に間に合うことは出来なかったからです。
と、こんな思いをしたいですか?
そんなアナタにこそ、MRTのカードがおすすめです。
MRTのカードをもったアナタには素晴らしい日常が待っています。
「あ! 残高10バーツくらい足りないかも… 精算していたら、今日の大事な取引に遅れてしまう! どうしよう?」
なんてときも安心です。
MRTカードなら、次回チャージするときに不足分を支払えばいいので、10バーツくらい足りなくても大丈夫です。

残高不足!
追記:マイナス23バーツでもOKでした(笑)。
また、
「バンコク楽しかった! また来たいけど、次は来れたとしても来年かな? このカードどうしたらいいんだろう?」
なーんて時も大丈夫です。
MRTカードなら最後に使用したときから2年間は有効です。
とこんな感じで、とっても便利なので、たとえ旅行で来たとしても、絶対持っておいたほうか便利なカードなんです。
新型「メンムム」(MANGMOOM)
最近「メンムム」とかいう、新型のカードがでてきました。もちろんモビルスーツではありません。
コイツは
「きっと来年からはMRTでもBTSでも使えるようになるし、バスでも使えるようになる予定だぞ!」
なんてほざいていますが、永遠にやってこない来年なのであります。
そんな便利なものがこの世に存在するわけがない! 口先だけのホラ吹きヤローだ。寝言は寝て言え! ここはタイだぞ! なのです。
とはいってもパープルラインの駅でしか購入できない! けどもう購入可能なのです。最初に保証金含めて150バーツが必要ですが…
というか、取り敢えず使えるようにして、既成事実を作る気かな?
ということはMRT側の方が「新型」の導入に積極的ってこと?
なんて邪推したくもなります。
…身内から裏切られるMRTカード
いやいや、MRTカードとBTSのラビットカードを颯爽と使いこなすのが正しいバンコク在住者のありかたです。
わけのわからない新参者にこの座を明け渡すつもりは毛頭ありません。
などと、自らのレーゾンデートル(存在理由)について考えることの多くなったMRTカード氏なのでした。
と冗談はさておき、それぞれの運営会社の思惑のからんだメンムムカードです。話はまとまるんでしょうか?
導入となったら、自動改札どうするんでしょう?
この自動改札口、ただでさえ故障が多いんです。長ーい列に並んだ後、自分の目の前で故障! とかなると、結構イラッとします。
この上新型カード対応とかしてたらどうなるの?
別にカード複数持っててもいいから、そういう細かいところをちゃんと出来てからにした方が良くね? なんて利用者は思ってしまうわけです。
まぁ基本的に多くの利用者がいるので、恐らくかなりの黒字だと思います。設備維持費にどれくらいかけてくれるかな?
とまぁ、いろいろと新型について述べてきましたが、実は2018年9月現在、メンムムカードは…

これが新型の正体だ!
外国人は買えません!
いつから外国人にも購入可能になるのかは未定とのことです。(駅員さん談)
写真は駅員の方のご厚意で撮影させていただきました。
そういうわけで(どんな訳?)、鮮やかな青い色(アダルト用)したMRTカードがなくなることは当分は無いでしょう。と思いたい。「新型」名前変だし…
おわり