タイ人と結婚してもタイ語が上達するわけではないらしい

外国人と結婚したり、付き合ったりすれば語学が上達するって思っている人いませんか? そういう状況になっただけでは決して上達することはないんです。

特にタイ語などメジャーとはいえない言語だとなおさらです。

今回は「タイ人と結婚してもタイ語が上達するとは限らない」ということを、タイで出会った様々なタイ人と外国人のカップルを検証してみます。

ケースA 相手国言語が主体になる場合

この場合のパターンの大半が英語ということになるんです。片方が英語のNativeの場合、この外国人は相手と出会って初めてか、それに近いくらいの頃に、初めてタイ語を学習してるハズです。絶対ではないですけど、ほとんどはね。

一方、タイ人の方は一応英語は学校で勉強してきたはずです。それに、このパターンでは、タイ人の方が英語を話すことが出来たから出会うチャンスがあったわけなんで、最初から共通言語は英語なんですね。

同じクラスになったアメリカ人(男)もこのパターンでしたね。頑張ってタイ語を勉強しようとする意気込みは立派ですが、家では英語なんでしょうね。2人を見るとそんな感じでした。タイ語に関しては、お世辞にも上手とは言えないレベルでした(笑)。

それにタイ人、英語好きですもんね。街中に氾濫している英語学校の数、見てください! その割には余り上手くないと云う…

その辺は日本人にとって妙な親近感が沸きます。しかも互いに「アイツらの英語サッパリわかんねーし」とか思ってるところとかソックリです(笑)。

もちろんとってもキレイな英語を話すタイ人もいますが、それは日本にもいるので、その辺は例外ということでお願いします。あくまでも一般的なタイ人(及び日本人)の話です。

ちなみに僕は「サッパリわかんねーし」と言われているグループに属してると思います(泣)。

ケースB 双方の母国語以外の言語が共通語の場合

まぁこの場合、ほとんどが英語ってケースですよね。英語留学中に知り合ったりだとか、まぁクラスメートの一人がそうだったんですけど。

すでにコミュニケーションが可能な言語があると、「このままでも、まぁいいか!」ってなるんでしょうね。彼女のタイ語が上達したのは旦那がタイ人だからではありません。学校に通ったからです。「家では英語で話す」って言ってました。リサーチ済みです。

一般的にはこのケースが一番多いのかもしれません。英語を使ってるという意味ではケースAと同じですね。

けど、僕は聞いてしまいました。とてもレアなケースを!!

なんと! “家での共通言語が日本語!!” だというカップルを!! いやー、ビックリです。日本語もココまで来たのかと!

じゃあ日本人と付き合えよ! とも思うんですが、使用言語で相手を決めるわけでもないと思うので、どうそ勝手にしてください。

以上ケースBに登場された外国人は、お二方とも韓国からいらしてました。

ケースC 共通語がタイ語のパターン

このケースで知ってるのは全て日本人でした。なので、詳しく話を聞くことができましたが、別に一緒になったからタイ語が出来るようになったわけではないようです。

そもそもタイ語を自分で、あるいは学校で勉強していたのです。

結婚、あるいは付き合ったから出来るようになったワケではありません。

ケースD ???

まぁ、この話のオチだと先にばらしときます。

外国人の旦那がいる、あるタイ人女性から聞いた話です。

その旦那さまは多少はタイ語は出来るようですが、タイ在住○○年とはいえないようなレベルだそうです。タイ語の初級クラス終了程度です。英語も余り…だそうです。

ある日のことです。彼女は、その旦那さまと待ち合わせをするために、ある場所に向かいます。

すると、そこには顔を真っ赤にして怒っている旦那さまが仁王立ちしているではありませんか! 近くには同じくけんか腰のタイ人もいます。

どうやら、そのタイ人がバイクで急に飛び出してきて、旦那さまの車と接触したようなのです。2人は激しく口論しています。

(以下、勝手に日本語訳)

旦那さま:「あなた様はよくないです」「あなた様は良くないです」

というセリフを顔を真っ赤にして、ひたすら繰り返しています。およそ今にも殴りかかろうとしている人の吐くセリフではありません。

そのタイ人の女性は緊迫した状況よりも、この場違いな恫喝(?)のセリフに笑いをこらえ切れなかったようです。(おい! 助けろよ!)

そうなんです。学校では(特に初級クラス)、丁寧なタイ語しか教えません。上級に行くにしたがって、多少は余りよろしくない言葉も習い(というか話に出てくる)ますが、初級クラスでは、そんなことは、まずありません。

結婚したらいろいろ話すでしょうし、こういった“キタナイ”言葉も耳にしたりはすると思っていたんですが、そういった家庭内学習もない、ということがわかるいい事例だと思います。

ちなみに、このタイ人女性というのは僕の行ってたタイ語学校の先生です(笑)。先生、英語できません。

どうやって夫婦間のコミュニケーションをとってるのか謎は残りましたが、僕の立場上、その辺は深く切り込めませんでした(笑)。

まぁタイ語を教えるプロでさえ、こんな感じです。あとは押して知るべしでしょう。

夫婦なんて、こんなもんですね(笑)。

「そんなことない!! ウチの彼氏(彼女)は熱心にタイ語教えてくれるもん!!」という方もいますでしょう。実際、ちゃんとタイ語を頑張って教えようとしてるし、そんな方たちも、それに答えようと頑張ってると思います。

否定はしません。否定はしませんが….

それは世間で言うところの

プロモーション期間」ですから!!

いつかは通常営業に戻るということをお忘れなく!

タイ語が上達したければ、まじめに独学するか、学校行ってください。

タイ語学校についてはこちらからどうぞ

【バンコクのタイ語学校】僕の通ってた学校の授業の進め方や進級の仕方

おわり