ベトナムのホーチミンシティは成田からだと直行便で7時間ほどかかりますが、バンコクからだと1時間半ほどで着いてしまいます。
そんなタイ在住者にとっては、ちょっとした小旅行や、90日レポート対策・ビザ取得と行く機会はあると思います。
また、旅行者にとっても「タイからちょっと足を延ばしてベトナムも」といった具合に行こうと思えば行けるといった位置にあります。
今回はそんなホーチミンシティの観光の目玉の一つである統一会堂を紹介します。
統一会堂とは
統一会堂は元々はフランスのインドシナ植民地(仏印)の総督府として建設されました。
現在の建物自体は三代目になります。
初代の建物の建設が始まったのが1868年なので、ちょうど明治元年です。
と言われても「意外と古い」のか「思ったより最近」なのかはよくわからない微妙な古さです。
幕末でバチバチやってる時に、海の向こうではベトナムとフランスが戦ってたんです。
現在の建物は1966年に完成しました。僕はまだ生まれてませんww
ホーチミン・コード
建設のコンセプトは東洋と西洋の折衷スタイルで、建物の色んな所に暗号が隠されています。
例えば
建物の中央一番上には小さいテラスのようなところがあり、その場所は会堂の中心とされています。
ここは、教育と言論の自由を重視する漢字の「口」の形を模しています。
意味としては「全ての方向から安全な場所」ということらしいです。
その口の形の真ん中にベトナム国旗が掲げられていて、そこには垂直に立っていて忠誠を意味する「中」というを象徴しています。
「中」に忠誠の意味があるか分かりませんが、チュノム文字なのかも知れません。
チュノムはベトナム語を表記するために漢字を応用して作られた文字。ー 引用:Wikipedia
正面の入り口のひさし・その上のバルコニーのひさし・一番上のテラスの屋根で漢字の「三」をあらわしています。
これは 繁栄している国を意味する「人間性、知性、強さ」で、これら三つを以って国家は作られなければならないという考えです。
この「三」の中心に縦の線が入って「王」という字、その上に国家主権を象徴する漢字「主」の上の点がベトナムの国旗というわけです。
さらに、建物の正面の2階と3階のバルコニー全体が入り口のポーチとつながっていて、ポーチの下の二つの柱で、豊かな繁栄を願う意味の漢字「興」を作り出しています。
この建物は上から見るとT字状ですが、この形状もおめでたい意味の漢字「吉」をかたどっていると言う話もあります。
こんな感じでいろいろと暗号(というか願望)の込められた三代目の建物は南ベトナムの時代に建てられたものだったんですけどねぇ…
見学できるエリアについて
歴史的な建物でもありますが、その全てが見学可能というわけではありません。
建物内
地上階では、南ベトナム大統領の政務室とか住んでいたエリアとかの一部を見学できます。
大理石っぽい石で作られた階段や床、レッドカーペットが敷いてあったりととても豪華な部屋です。
家具もアンティーク調で揃えられていて 豪華そのものです。
レッドカーペットの上は進入禁止です(笑)。
地下にはベトナム戦争のときに使われていたものが展示されています。
無線傍受室や暗号解読室、作戦会議室など、当時使われていた機械もそのままに展示されています。
昔のスパイ映画に出てくるような雰囲気です。
建物外部
建物の前にはキレイに手入れされた芝生の広場があります。(正面の芝生の中には入れません)
周りは木がたくさんあって、よく手入れされた公園のようです。
この公園の中に実物の戦車と戦闘機が展示されています。
この展示されている戦車と飛行機についても逸話があります。
戦車と飛行機の話
戦車は1975年4月30日にベトナム戦争終結時この敷地に正門から突入したものです。
本当は843戦車が先に独立宮殿(当時)に来ていたので、展示してある戦車は2番目に突入したものです。
最初に入った戦車は2番ゲートを破壊したが途中で止まってしまいます。
宮殿の正門から敷地内に入った方が映像等に残っている戦車で、それがこの390番の戦車です。
戦闘機は1975年4月8日に独立宮殿を空爆したもので、展示されているのは同型機のF5E戦闘機(アメリカ製)です。
この統一会堂がベトナム解放軍の最終目標地点だったので、当時テレビ等で見た記憶のある人や、後にビデオ等映像で見た方もいると思います。
現在、統一会堂はホーチミンシティで人気の歴史遺跡であり、多くの外国人と国内の観光客が訪れています。
1975年以降でも、建物の一部の部屋は今でも実際使われていて、政府の会議やレセプションにも使用されているそうです。
現地情報 チケット入場料等々
ホーチミンシティの1区に立地しています。
開園時間は朝7時半から11時までと午後1時から4時までで、入場チケットは40,000ドンです。
会議が開催される時は休館となります。
ホーチミンシティの中心エリアに立地しています。
近くにはサイゴン大聖堂やベトナム戦争戦跡博物館、ホーチミン市博物館なんかもあり、このエリアは観光スポットが密集しています。
これら全ての施設が徒歩圏内なので、歩いて疲れたときはちょっと一息つくのもいい感じの場所です。
ぼーっと待ってたらほかの場所に行けなくなってしまいます。
たまに警備の人に気付いてもらえたら(笑)、車を止めて渡らせてくれることもあります。
とにかくホーチミンシティに来たら、絶対外せない観光スポットであることは間違いないです。
参考 公式サイトTHE INDEPENDENCE PALACEおわり