タイで革靴を買う時に注意するのは、僕の中ではもはや常識となった話。

靴を買う時に、試し履きとか必ずする方ですか?

僕は買ったことのあるメーカーのランニングシューズとか、ゴム等で伸縮がある程度自由になるタイプの場合だと、通販とかで買うこともあります。

あそーくです。

最近は足幅とかもサイズがあるので、自分の足のサイズが分かっている場合、店で試し履きするのとそう違いはありません。

ただ、革靴となると、そう簡単にはいきません。

サイズが合っていないと靴擦れとかおこして後が大変なので、基本的には店で買うようにはしています。

今回の話は、そんな試し履きとか以前の問題です。

2017年10月26日

ところはバンコクです。

当時、僕はタイ語学校に通ってる身だったので、日常生活で革靴を履くっていう状況になるわけがありません。

基本的にサンダルか、せいぜいスニーカー程度でたいてい間に合います。

そんな僕の生活に革靴が必要になるとは誰が想像したでしょう。

時は2017年10月26日

学校は休みです。ラーマ9世の国葬です。

僕も黒服に身を包み、チャトチャック公園へ献花をしに行く予定でした。

ラーマ9世とロイヤルプロジェクトのコーヒーの味と黒い服・黄色い服

黒いシャツに黒いパンツ(長い)、ネクタイこそしませんでしたが、準備万端… と思ってた僕はアホでした。

足元が全然ダメです。

一応黒いニューバランスのシューズはあるにはあったんです。

「でも、国葬だし… 外国人だから失礼のないように…」

と思った僕は

「やっぱ革靴必要でしょ!」

という考えに至ってしまったのでした。(タイなのに)

バンコクに革靴が売ってないわけではありません。ただ、時間もないですし、何より

「恐らく買ったとしても、今日以外履くことないだろう」

というのは容易に想像できます。

あそーく、ビッグCに行く

とりあえず近くのビッグCだったら、安くて、そこそこなものがあるだろうと思い、取り敢えず行ってみることにしました。

この日は昼過ぎまでだけの営業で、夕方からは国葬のため店は開いてません。

急いで店に向かいながら

「そーいえば靴売り場あったとは思うけど、革靴なんて売ってた?」

と重大な事実に気づいてしまいます。

店自体は広いので、特に用もなければそのエリアには足を運ばないのが僕です。

ただ、1年近くも通い続けている(笑)ビッグCです。革靴があったかどうかくらいは記憶の片隅にあるはずです。

「あったよーな、なかったよーな…」

と曖昧な記憶のまま店に到着します。

ありました! 確かに革靴売ってました。

「助かった!」

と思うと同時に、明らかに違和感を感じます。

「こんなに売り場面積とってたっけか?」

というくらい靴売り場をアピールしているんです。

明らかに拡張しています。間違いありません。このビッグCに何度も通った僕です。見間違える訳はありえません。

この日を見越しての売り場面積の拡張だと理解した僕は

「やっぱり今日は特別な日! タイ人も革靴で行くのが正解!」

と自分の考えの正しさに満悦してました。

黒がない?

さっそく目的の黒の手頃な靴を探しますが、売り場を拡張した割には黒の革靴がありません。

売り場の広さに比べて置いてある靴が少なく、黒色だけないんです。今日のために売れたのはすぐに分かります。

当日の閉店間際です。ここに至ってやっと靴を買いに来るタイ人なんてそうはいないんでしょう。

それでも革靴は必須アイテムのようなので、絶対にゲットしなければなりません。

靴売り場をほぼ一通り廻った頃でしょうか? 若干あせってきた僕の目に飛び込んできたのはワゴンの中に大量に山積みされている黒い革靴の山でした。

「ラッキー!」

と思った僕はすかさずワゴンの方へ向かいます。

山積みの革靴は値段も手頃で、形もそんなに悪くはありません。

が、ほとんど投げ売り状態です(笑)。今日で売りきらなければならないのは分かりますが、こんな感じで売っているということは

「取り敢えずこのクラスの革靴ならOKです!」

とビッグCからのお墨付きを得た靴のハズです。

もちろん試し履きは忘れません!

ただし、左右の靴がプラスティックのひもでくっついているので、両足を入れての試し履きは出来ません。

歯のかみ合わせと、靴は体に大きな影響を与えるということを片時も忘れない僕です。

こういう時はどうすればいいのかも熟知しています。

時間も夕方近くなので、バッチリです。

左足だけの試し履きをしてちょうどいい靴を選びました。

MEMO
通常は左足が軸足で、右足で方向を定める傾向があるため、一般的に左足の方が少しだけ大きいとされている

いざ、チャトチャック公園へ

チャトチャック公園駅

黒いシャツに黒いズボン、そして黒の革靴を揃え、準備は万端です。

取り敢えずシャワーを浴びて出かける準備です。

シャワーから出て、服を着ます。

靴を初めて下ろす時の儀式(地方差があると思うので割愛)をすませ、靴に足を通します。

「!?」

なんか変です。

左右の大きさが違う!!

左足はちょうどいいんです。なにせ試し履きをしてますから。

が、右足の靴が大きすぎる!

右足が小さくなったかな? というレベルではありません。

明らかにサイズが違います。

「左右違うサイズのものを買ってしまった?」

と思い、再度確認しますがサイズは左右同じ数字が書いてあります。

取り替えてもらう時間はありません。それに恐らくビッグCは閉店している時間です。

やっぱりスニーカーで行こうか? とも考えましたが、ビッグCの売り場の規模拡張等、様々な状況を考えるに、革靴以外の選択肢はありません。

「まぁ今日一日だけだし仕方ないか」

と思い直し、その左右のサイズの違う靴で出かけることにしました。

MRTの駅前まで「カツッ ポコッ」と変な音を立てて歩いていきます。

チャトチャック公園駅から公園入口までも「カツッ ポコッ」、そこから更に入場するためのなが~い行列の最後尾までも「カツッ ポコッ」と気持ち悪さを押さえながら歩きます。

行列に並んでいる人をみるとスニーカーの人も結構な数います。

「ビッグCに騙された!」

と店の戦略にまんまとハマった僕でした。

「ていうか、左右サイズの違う靴売るな!」

検品が完全でない可能性があるので、靴を買う時は気をつけてね!

という話でした。

おわり