タイ・ソンクラーンは只の水遊びじゃないです!解説とおすすめスポット

タイでもっとも有名な祭と言えるのが「ソンクラーン」です。

水掛け祭としても有名なこの祭は、最近では日本でも行われるほど有名なものとなりました。

ただ儀式としての意味合いはだいぶ後退してしまったように感じます。

今回は本来の儀式としてのソンクラーンの解説と、タイで水かけ祭りに行く際の注意点と有名スポットをいくつか紹介します。

それではどうぞ

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ソンクラーンとは

ソンクラーンはタイ、カンボジア、ラオス、ミャンマーや、ベトナム・中国雲南省一帯の小タイ族、またはスリランカやインド南部に行われている伝統行事です。

元々この行事は、インドのホーリー祭の影響を受けてきたと推定されています。

ちなみにホーリー祭では水の代わりに色粉や色水を使ったり、インド暦第11月(太陽暦の3月)の満月の次の日に行われるといった違いがあります。

ソンクラーンという言葉はサンスクリット語由来で、意味は「大きく移動すること」です。

黄道上に位置している星座の位置が移動するという意味で、タイやいくつかの東南アジアの国では、新しい年を迎えるという意味合いをも含んでいます。

よくわかりませんが、公転している地球のある時期を区切りとして1年を区切っているということですね。

ソンクラーンは古代より新年とともに受け継がれてきた行事で、暦での正月と併せて祝っています。

元々ソンクラーンは古い年を送り出して、新しい年を迎えるという意味合いがあり、以前は天文学の計算により算定された日に行事が行われていました。

タイの正月は仏暦2431年までは暦の上でも1年の始まりでしたが、それ以降は2483年までは4月1日が始まりと変わりましたでした。

しかし今では4月の13日から15日になっています。

また、従来ソンクラーンは家族、または地域共同体での儀式でしたが、今ではより広範な社会のものへと、そしてソンクラーンに対する考え方や信仰も変化してます。

信仰については伝統的なシンボルである「水」は、今でも儀式の主な要素として残っているということです。

水が使われる意味は、太陽がおひつじ座に移動した瞬間、互いに癒やしのために水を注ぎ合うことにより祝福を得るということです。

最近のタイ社会ではソンクラーンの期間には、亡くなった先祖を思い出したり、感謝したりするため帰郷するのが習慣になり始めたともいえます。

とはいえ、現在のソンクラーンは元々の意義からはだいぶ離れ、ウォーターフェスティバルや水掛け祭といった観光客に対する宣伝の一つと成り果ててしまいました。(T_T)

何のためにソンクラーンというのがあるのかわからないタイ人がいるのも事実です。(笑)

ただの長期休暇としか思ってないんだろうなぁ…

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ソンクラーンの行事

行事の準備

托鉢は功徳を積むためと信じられていて、故人に対してする献身的な善行です。

この場合、タンブンとして水や食料を寺の僧侶に提供するものは、だいたい前もって準備されています。

また砂でチェディ(仏塔)などを作ったりする伝統もあります。

ロットナム(手に水をたらす)はお互いに新年を祝う儀式です。これに使う水は香りをつけたものや、普通の水です。

家や寺の仏像に水をかけて清めることをします。稀にお坊さんにかけることもあります。

亡くなった親戚の遺骨を供養します。このときチェディを作ったりすることもあります。普通はお坊さんを招いて供養します。

年長者にロットナムをします。新しい年に祖父母や、先生など年長者に対して敬意を表す意味で新年を祝います。このとき年長者は座って低い姿勢になり、水をたらす方は年長者に対して祝福の言葉などを送ります。

相手がお坊さんの場合は水をたらす代わりに、お坊さんが身につけるための布を捧げます。

ダムフアは北部で見られる行事です。お坊さんや年長者に対して行われるものです。中部で見られるロットナムと似ていますが、ココナッツやバナナ、ろうそくや花が用いられます。

砂でチェディを作るということもします。このチェディはいろいろな花で装飾されます。

これら以外にも鳥や魚を逃したり、砂を持って寺に行ったりとさまざまな行事が行われるのがソンクラーンです。

各地のソンクラーン

タイのソンクラーンは世界的に最も有名なものといえます。

前述したとおり、ソンクラーンはタイだけのものではありません。

タイ国外では、タイ族や特に中国のシーサンパンナ(西双版納)の景洪市でも水撒きの行事が4月の13から15日に行われています。

タイの北部のラーンナー地域のソンクラーンで、特に際立った特徴としては4月13日から家を掃除することから始まり、翌14日は一年を通して不運を引き起こすという理由から誰であろうとも他人を悪くいうことは禁止さるというのがあります。

そして15日には住人たちは朝起きたら、托鉢してタンブンしたり、寺院に行ったりします。

16日には住民は連れ立って罪を認めて許しを請うためにいろいろなお寺に赴き僧侶に水を注いでもらいます(ロットナム)。

17日は不幸を体内から追い出してラーンナーのソンクラーンは幕を閉じます。

イサーン地方(タイ東北部)のソンクラーンは簡単なものですが、温かい雰囲気に包まれたものです。

ソンクラーンのことを「ナウ」と呼んだりする場合もあり、第5ヶ月目の満月の午後三時を縁起のいい時間とし、新しい時代の幕をあけるといった意味で僧侶が太鼓を叩くことにより行事は始まります。

そして在家信者の家族達は仏像に水をかける準備のために寺に集まります。それから祖父母や親戚の年長者に罪に対して赦し乞うため水を注ぐといったものです。

タイ南部では、ソンクラーンは地元の運勢を司る神様が交代する時期を指しています。

南部の人たちはソンクラーンの初日(4月13日)を「古い国から神様を送り出す日」とみなしています。

そして、悪い運勢を解き放つ儀式を行います。

翌14日は「空いた日」として、都市の人たちはお寺に行ってタンブンし、仏像に水をかけて清めます。

最終日の15日は「新しい国に神様を迎える日」として新しい神様を迎えるために像をきれいに飾ります。

タイ中部のソンクラーンも4月13日から始まり、この日はマハーソンクラーン(大ソンクラーン)としています。

14日は「ワングラーン(なか日)」あるいは「ワンナウ」と言い、15日が新しい年を迎える日です。

この三日間とも鳥や魚を放したり、水を注ぐことで先祖供養をしたり、仏像に香水をかけたり。または砂でチェディを作ったりしてタンブンします。

以上がタイ国内各地それぞれのソンクラーンの違いです。

バンコク周辺の有名なスポットと参加するときの注意点

シーロム通り

バンコクでは水掛け祭やウォーターフェスティバルとしてのソンクラーンが、昔から最も盛んだったのはシーロム通りです。

ここではソンクラーンの期間中、全て歩行者天国となり、イメージする通りの水掛け祭りを楽しめることと思います。

この他にもカオサン通りの水掛け祭も有名です。

注意
2019年のバンコクのソンクラーンでは、シーロム通りとカオサン通りではいわゆる水掛けは禁止です。イベントもありませんので、渡航予定の方は注意して下さい。

ルンピニー公園では4月11日の8時から14日までイベントが開催されるのでそちらに向かって下さい。

ただ、少し遠出してもいいということならバンコクの南東にあるプラプラデーンのソンクラーンはいかかでしょうか?

タイでも有名なプラプラデーンのソンクラーンですので、機会があるようなら是非参加してみることをオススメします。

それでは水掛け祭に参加する際にいくつか注意点を…

まずは水鉄砲です。絶対に欠かせないアイテムですね。現地で売っていることもありますが、大変混雑するので事前に準備していくのが賢明かと思います。

水はなくなったら通りで購入しなければならないので、小銭は多めに用意しておいたほうがいいでしょう。

その他にも財布や、場合によってはパスポートもビショビショに濡れてしまう危険性が大なので、事前にソンクラーン専用のポーチなどがあるので、これらを用いて防水対策はしっかりしておく必要があります。

こんな感じで準備すればソンクラーンを楽しめると思います。ただ、この時期はかなり温度の高い時期とは言え、水掛け祭の会場からでるころには震えるほど寒くなっていると思います。

売ってる水は氷水です。(゚∀゚)

寒さに弱い人はそれなりの対策をたてておかないと、風邪をひいてしまうかもしれないので注意して楽しんで下さい。

おわり

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