バンコク・ラップラオの入管オフィスで遭遇したタイの衝撃的な闇とは?

今からタイ社会の闇について語ります。ってそこまでは深刻な話ではありません。タイの夕方くらいです。

へーそうなんだーくらいに読んでもらえれば幸いです。

それはまだ90日レポートがラップラオのイミグレーションオフィスでも提出可能だった時代の話です。

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イミグレーション at ラップラオ

そのオフィスは郊外の古びたモールの中に入っています。

目的の場所は10階にあるのですが、そこまではエレベーターに乗って行きます。

特に案内もなく行き当たりばったりに歩いて行くと、こんなところに!! といったところにあるそのエレベーターは、1機だけポツンとあります。

なかなか来ないエレベーターに少しだけイライラしながら、いざ乗り込むと、目的の階のボタンだけが壊れていて押せません。

これから体験するタイの闇を物語っています。

どうしたもんか? と少しだけ思案していると、後から乗り込んできたタイ人が器用にもボタンを押して(?)、エレベーターは出発します。

エレベーターの中はうだる様な暑さです。

目的の階に到着するも、その無駄に広いフロアーに案内はありません。

そんなだだっ広い空間に民主化運動の事務所があります。何やらスローガンの書かれたポスターが貼られています。

こんなのはバンコクの中心部では絶対お目にかからないだろうなぁと思いつつ、しばらくふらふらと歩いていると人だかりを見つけました。

どうやらここが目的地らしいです。

かなり老朽化している市民病院のようなそのオフィスは、ラオス人・ミャンマー人・カンボジア人用のイミグレーションオフィスです。

(本当にここで大丈夫なんだろうか?)

と不安にかられつつも入り口に向かいます。

いよいよ入国管理局の中へ

入り口では書類が足りているかとか、パスポートをチェックしたりとかで、かなりごった返していて、中々入室できません。

僕の番になり、ドキドキしながら90日レポートの延長で来た旨を伝えるとパスポートを一瞥しただけで整理券と提出に必要な一枚の用紙を渡されます。

部屋の中も人であふれかえっています。

自分の番号の順番がきてから列に並ぶようなので、空いている席を探して何とか座ることが出来ました。

チェーンワッタナーにあるイミグレーションオフィスとはだいぶ趣が違います。

電光掲示板もありません。いや一応ありますが、壊れているのか使われてないようです。

係りの人が番号を大声で叫んでいるので、自分の番号が呼ばれたら列に並ぶようです。

なので番号を聞き漏らすわけにはいきません。当然全部タイ語です。

チェーンワッタナーではスタッフ全員、基本的に英語で対応します。呼ばれるときも英語です。

ここではタイ語オンリーです。というか今のところこの建物に入ってから英語を聞いていません。まぁタイなので寧ろ当然といえば当然なんですが…

どうやら、順番までしばらく時間がありそうなので、さっきもらった用紙に必要事項を書き込むことにします。

これはチェーンワッタナーと同じものです。まぁ当然でしょう。

出来る限りゆっくり、時間を書けてフォームに書き込んだのですが、それでもまだ時間はあるようです。

周りを見ると欧米人も2、3人います。確かにこちらの方が交通の便はまだマシなので、知っている人はこちらで手続きをすませる方も多いです。

列に並んだはいいけれど…

そうこうしているうちに、やっと自分の番号が呼ばれました。

受付の窓口は複数あって、どこに並んでもいいのですが、なんとなくここだと早いかなって思ったところに並びます。

大体こういったときはハズレの列に並んでしまうのが常なんですけど…

2人、3人と手続きが済み、順調に列は進んでいきます。

(今回は当たり!)と心の中でガッツポーズをとります。

入り口はまだ、新たに入ってくる人でごった返しています。

周りを見渡してみると、時間が経っているにも関わらず、全然人は減っていません。

相変わらずの寿司詰め状態です。立っている人も多く、椅子は当然空いておらず、座れたのはかなりラッキーだったと今更ながら思いました。

前に並んでいるのは小柄ながら身体のがっちりしたラオス人かミャンマー人です。仮にミャンマー人としときます。

きっと出稼ぎで肉体労働をしているんでしょう。

タイにいる肉体労働者には、彼のような近隣諸国から出稼ぎに来ている人の割合が結構多いです。

などと考えていると、なんだかさっきから全然列が進んでいないのに気付きます。

「ん??」

と思い前を見ると、どうやら黒人の男性がなにやら窓口でもめているようです。

たぶんアフリカから来た人っぽいです。恐らくというか100%僕と同じ90日レポートの提出のはずです。

(こんな紙っぺら一枚に何をもめることがあるんだ??)

と少し不安になってきます。

彼の声もだんだん大きくなってきます。離れているので何を言ってるのかは聞き取れませんが、お怒りの様子は充分伝わってきます。

結局15分ほどもめた後、彼は諦めて窓口を去っていきますが、怒りは収まってないようで、オフィスにある器具を壊しかねない程のご様子です。

(おっかねー!)と思いつつ、彼がオフィスから出て行くのを見守っているうちに更に2,3人の手続きが終了。

日本人、衝撃を受ける!

次はいよいよ僕の前に並んでいたミャンマー人(仮)の彼の番です。

ここまで来ると窓口の人の顔もよく見えます。

係員は提出された書類をジーッと見ています。なんだかおっかなそうな人です。

その係員が僕の前のミャンマー人(仮)に2,3質問をしているようです。もちろんタイ語でです。

どうやら彼はタイ語があまり分からないらしく、ボーっと突っ立っているだけです。

係員もだんだんイライラしてきているのがここまで伝わってきます。更に続けて係員は質問します。

すでに語調はかなり荒くなっています。ミャンマー人(仮)の困惑した表情は背中越しにでも容易に想像できます。

こっちまで緊張してきました。

それから時間にしたら5秒後くらいでしょうか?

係員は提出された書類を突然ぐちゃぐちゃに丸め、彼に投げ返しました!!

エーーーーーっ?! ???

係員はシッシッとまるで犬を追い払うかのように彼に窓口から離れるよう合図をしています。

まだ思考が付いていっていない僕はその係員に促されるように窓口に立ち、書類を提出します。

もちろん緊張度はピークです。

悲しそうに投げつけられた書類を拾っている彼を横目に窓口の方を向くと、係員は

「OK! ノープロブレム (^o^)」

え、英語ーー?! しかも笑顔って…

なんともモヤモヤしたある日のイミグレーションでの出来事でした。

おわり