カオサンはまだ健在!水上交通で快適移動 センセープvsチャオプラヤー

バンコクのカオサンロードは相変わらずバックパッカー人気の宿泊エリアです。

王宮やワットプラケオ、そしてワットポーなどタイを代表する観光地に近く、こういった観光地に行くには便利です。

ただし、サイアムなど、ショッピングエリアに行くには少し交通の便に難アリなんです。

下手をするとカオサンで沈没なんてことにもなりかねません。

なので、今回はカオサンから容易に脱出する方法として水上交通の利用を提案します。

カオサン通り

カオサンにはローカルの小規模な旅行会社も多く、バンコク以外に小旅行をするのには便利です。

しかし、逆にショッピングエリアに行くのには不便ですよね?

確かに、王宮の近くということもあって、路線バスは集中していて結構どこへでも行けますが、初心者には分かりづらい上に、渋滞で有名なバンコクです。時間なんて読めるわけありません。

そこで、昔からある水上交通を利用しましょう。

旧市街の王宮周辺にこれ以上の交通手段はありません。

バンコク中心部にある2つの水上交通

バンコク中心部にある水上交通の手段としては2種類あります。

この2つはカオサン通りからも利用可能な範囲にあります。

その2つとは

  • センセープ運河ボート
  • チャオプラヤーエクスプレスボート

の2つです。

ではそれぞれについて紹介します。

センセープ運河ボート

この運河ボートはカオサン最寄りの船着き場(といっても少し歩く)であるパンファーからバンカピまで走ってます。

といってもよくわからないと思うので

ごちゃごちゃしてて却ってわかりにくいですね(笑)。

パンファーからプラトゥーナムとプラトゥーナムからバンカピ(実際は一つ手前)までに航路は分かれます。

プラトゥーナムがメインターミナルというんでしょうか? 中心船着き場で、歩いて3分くらいで伊勢丹(セントラルワールド)に行けるところです。

運河で行く ボート乗り場までの行き方

パンファー入り口

それでは早速船着場までの行き方を説明します。少し歩きますが、バスを待ってる時間を考えたら、歩く時間が多少かかったとしても、ボートを利用した方が効率がいいです。

大通りに出たら、王宮の方向を背中にして民主記念塔方面に向かってください。このとき、反対側の歩道に渡れるときは出来るだけ早めに渡っておくほうがいいです。

大通り沿いにずーっとまっすぐ歩き、民主記念塔を過ぎて少しすると、昔の城壁跡の一部の白いものが見えると思います。この先にある橋を渡ってください。

この橋を渡ったらすぐ右折します。細い道を入っていったところに船着場がありますが、少し分かりにくいかもしれません。橋から2、30メートル行ったところです。川沿いに下っていく小道を目指してください。そこに船着場があります。

写真ではセブンイレブンの手前にあります。

ボートの乗り方

この船着場は始発の場所です。目的地までの料金は案内板に書いてあるので確認して小銭を用意しておいてください。案内板は英語で書いてあるので安心してください。

船が着いたら、タイ人が乗り込むので一緒に乗れば大丈夫です。ある程度客が乗ったら船は出発します。その後料金を徴収しに来るので、先ほど用意しておいた小銭を渡して目的地を伝えてください。料金の書かれた切符を渡されるので、受け取っください。

乗り方は以上です。注意する点は、場所によっては乗り換えることもあるので、切符は目的地に到着するまで捨てないでください

ボートの乗り換えの作法

前にも書いたように、一番大きい船着場はプラトゥーナムです。ここから先に行く場合は船を乗り換えます。

プラトゥーナム

プラトゥーナム

たまに直通運転(?)で、そのまま乗ってても大丈夫な場合もありますが、ほとんどの場合全員が下船するので、様子をみて一緒に降りてください。

降りたら、そのまま進んで行くと先のほうに別の船があります。乗り換える場合はそちらの船に乗ってください。料金は先ほどもらった切符を料金徴収の際に見せれば、二度支払う必要はないので、捨てないで持っていてください。

プラトゥーナムはセンセープ運河ボートのメインターミナルでもあるし、サイアムとかもギリ徒歩圏です。

アソークはMRTのペッチャブリーとエアポートリンクのマッカサン駅との接続船着き場です。

注意
アソークといってもBTSのアソーク駅が接続駅ではありません

チャオプラヤーエクスプレスボート

船着き場入り口

ご存知チャオプラヤエクスプレスボートです。ワットアルンとかに行くのに必須のボートです。

こちらは運河ではなく、チャオプラヤ川を走るボートです。

カオサン通りから船着き場へは、運河ボートより比較的近くにあります。

写真はカオサン最寄りの船着き場へ行く入り口の写真です。

地図もそこまでのものです。

入り口に入ったら土産物屋がずらーっと並んでいる細い路地を抜けるとチケット売り場です。その奥が船着き場になります。

サイアムなどのBTS沿いのショッピングエリアにに行く場合にはサトーンまで行って、サパーンタクシン駅でBTSに乗り換えなければなりません。

また、運河ボートより運行の間隔が長めなので、運が悪いと(笑)結構時間がかかってしまうかもしれません。

旗の色によって値段が変わります。総じて高めなので、BTS代も含めて富裕層向けの移動手段でしょう(笑)。

まとめ

センセープ運河のボートは何人かの日本人旅行者を連れて何度が乗りましたが、みなさん思ったより喜んでいて、観光客向けでない、本物の“タイっぽさ”というものを体感できるようで、本当に楽しんでいました。

船の移動は意外と涼しくて、水の上だからなのか、バスでの移動とは全然違って快適だと思います。

ただ、水質は….な感じなので、出来るだけ真ん中に座ったほうが水しぶきが飛んでこなくていいかも(笑)。

両サイドに座った場合はちゃんと備付けの防水シートを持ち上げてください。

チャオプラヤーエクスプレスは旅行者が多く、典型的な観光地を巡るには便利です。

ただ、センセープ運河のボートの方が、生活感あふれるというか、庶民の足って感じでバンコクの日常を体感出来ると思います。

個人的にはセンセープ運河のボート推しです。

カオサンは外国人旅行者のための場所だけでなく、タイの若い人たちも遊びに行く場所となってきました。

今では東アジア系の外国人といえば中国人と韓国人で、交通の便が悪いことからか、日本人をこの通りで見かけることは少なくなってしまいました。

ただ、まだまだ欧米人には人気のスポットで、無国籍な雰囲気が味わえるこの通りの特徴は残っています。

今回紹介した水上交通を利用することで、カオサンでも充分利便性の高い場所となると思います。

おわり

参考 公式サイトセンセープ運河エクスプレスボート 参考 公式サイトチャオプラヤーエクスプレスボート