【タイ語のことわざ】中古品なんかじゃないぞ!ヴィンテージって言え!

人生が成功するかしないかには、多分に運の要素が大きいのかなぁとこの年になると感じることもあります。

どーもあそーくです。

運といってもいろいろありまして、その中でもタイミングがいいとか悪いとかによっても結果が大きく異なる場合があるのではと思います。

今回紹介するタイのことわざはこの「タイミング」に関するものです。

その中でも「男女関係」のタイミングについてのものです。。

はたしてタイ人はどういった表現をするのでしょうか?

それではどうぞ

พบไม้งามเมื่อยามขวานบิ่น

斧が欠けたとき美しい木に出会う

発音:phóp máai ŋaam mɯ̂a yaam khwǎan bìn

単語
  • พบ:~が会う、~を見つける
  • ไม้:木、材木、板
  • งาม:美しい、きれいな
  • เมื่อ N + V:N が V するとき
  • ยาม:時刻、時間、時期
  • ขวาน:斧
  • บิ่น:欠ける(縁や歯など)

「ยาม」は守衛とか警備員とかと同じスペルですが、この場合は時刻を表します。

MEMO

古代では一日を8つに分けたものを「ยาม」といってました。これを更に三等分したものの一つが一時間を表す「ชั่วโมง」です。

このことわざの意味は気に入った女性に出会った時は、既に年老いていたり、結婚していたりするもんだというものです。

いい人に出会う頃には大抵手遅れになっているといったところでしょうか?

今では電動ノコギリなんてものがありますが、昔は斧で木を切り倒していました。

僕は経験ありませんが、斧だけで木を切り倒すのは相当な労力だそうです。

何度も何度も斧を振り上げなければ木は倒れません。

まず素人にはムリなんだそうです。

そんな訳なので、数本も伐ると刃がかけてしまうのは仕方ありません。

当然、切る前にしっかりと木を選んでから伐る必要が出てきます。

電動ノコギリみたいに

「やばっ! 伐る木間違えた!」

なんて許されません。現代とは比較にならないほど伐る木を選ぶことは重要なことだったのです。

数本切って、その斧が使い物にならなくなった頃にいい木が見つかったとしても、諦めるしかないのです。

機会損失ですが仕方ありません。

こういった切りたい木があるのに伐れないという状況を使って、欲しいけどタイミングが合わないことを表現したのが今回のことわざです。

どんな時に使う?

使う場面は主に「男女関係」です。

王立学士院辞書によると、この格言の意味は、年をとってから好きな女性に出会うという意味です。

実際には、単にタイミングが悪いときにも使います。それほど使用頻度は高くはありませんが、そういう使われ方もあります。

辞書なので端的に意味を記載しなければならないのでしょうが、「年とったときのみ」というのは余りに限定的すぎるかと…

タイミングを逃したので、望む結果を出すことはとてもできなくなってしまったような場合に、その口惜しい気持ちを表す場合などにも使うことがあります。

「時既に遅し」といった感じです。

とは言ってもやはり王道の使用場面は「男女関係」に於いてです。

王立学士院の辞書を立てて「年をとりすぎて機会を逸した」というのを基本イメージにすれば良いのではないでしょうか?(笑)

年をとりすぎてしまったからとか、結婚してしまった後だからとか、新たな関係を築くと不適切な関係になってしまう場合のことわざということです。

そんな状況の時に理想の女性が現れた場合、「残念だったなwww」的な感じで使うのが今回の「斧が欠けたとき美しい木に出会う」です。

ことわざか?格言か?

今回紹介したものを「ことわざ」と紹介しましたが、この言葉は「格言」としているものもあります。

格言はタイ語で「พังเพย(phaŋphəəi)」と言いますが、書物の注記といった意味でもあります。

このタイ語の中には「ことわざ」という意味もあるので当ブログでは全部「ことわざ」として扱っています。

日本語でも「ことわざ」と「格言」と「慣用句」とかなんとなくの分類は出来ますが、厳密にどう違うかは余り気にしてないと思うので、その辺はひっくるめて紹介しているので、ご容赦下さい。

具体的使用例

元新聞記者のプロイさんは、今若い起業家と付き合ってます。

久しぶりに高校時代の友人のムイさんと食事をすることになりました。

ムイさんは先月結婚したばかりです。旦那は悪い人ではないのですが、真面目すぎてムイさんはちょっと不満です。

ムイ「また新しく彼氏できたんだって聞いたわよ」

プロイ「まーね。そっちだって新婚じゃない!」

ムイ「そうなんだけどねぇ…」

プロイ「だけど、何?」

ムイ「なんかツマンナイ旦那でさぁ」

プロイ「だったら別れればいいじゃない? いい人いないの?」

ムイ「何言ってるのよ! 結婚したばっかりよ!」

プロイ「だったら紹介してあげようか? 新聞社の社長とかどう?」

ムイ「社長? 良いわねぇ~♥ じゃないわよ! 気にはなるけど斧が欠けたとき美しい木に出会うって言うでしょ?」

(気にはなるんかーい!)

プロイ「何言ってるの? 今どき誰も斧なんて使わないわよ、電動ノコギリでしょ?」

ムイ「???」

是が非でも自分のお古を友人に押し付け、記者への復帰を虎視眈々と狙っているプロイさんでした。

なぜプロイさんが新聞社を辞めることになったのか?

気になる方(笑)はこちらをどうぞ

【タイ語のことわざ】逃げ足が速いっていうのも才能のひとつと言えます

おわり

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