【タイ語のことわざ】俺の名は勇敢なる海の戦士!!キャプテ~ン…誰?

ネットの社会ではよくあることなのかもしれませんが、事実はそんなに大したことのない普通の現象を大げさに言って驚かせたり、注目を集めさせたりすることってありますよね?

実際の中身は大したことない上に、すぐに嘘だと分かるので大した被害もないので、可愛いものとは思いますが、中にはそうでないものもたまに見かけます。

どーもあそーくです。

こういったモノを見かけた時に、自分の良く知ってることだったりすると

「ここに書いてあること信じて本当に行動したらヤバくないか?」

なーんて思ったりもするんですが、だからといって

「それ違うから!」

とアドバイスできるわけでもなく

「あそこに書いてあることウソだから」

と発言するのもなんか大人げないし、ワザとではなく、単なるミスの可能性もあります。

まー僕も100パーセントミスはありません! と断言できるわけでもなく、結局は自分で判断してください となってしまいます。

現代では真贋を常に判断しながらの情報の収集が個々の人間に求められているというわけですかね?

まーなんでも信じてしまうのも問題だとは思いますが、ウソ、大げさ、紛らわしいモノが多すぎて JARO(日本広告審査機構) も対処しきれないんでしょう。(笑)

今回紹介するタイ語のことわざは、こういったハッタリをかましている人や状況に関するものです。

ま、当ブログは誠実に真実を追求していくサイトなので、そんな心配はご無用です。(そうなの?)

とは言っても間違いはあると思います。弘法も筆の誤りです。人間ですもの。www

ただし、故意にウソをつくことはいたしておりませんので、安心して御覧ください。

それではどうぞ

เขียนเสือให้วัวกลัว

トラを描いて牛を怖がらせる

発音:khǐn sɯ̌a hâi wua klua)

単語
  • เขียน:書く、描く、写生する
  • เสือ:トラ
  • ให้ + N + V:N に V させる
  • วัว:牛
  • กลัว:恐れる、心配する

このことわざは、相手を驚かせたり、ひるませるために脅し文句で恫喝する場合には、どんなに頑張っていろいろと言葉を並べ立てたとしても、結局は相手を怖がらせることは出来ないという意味です。

このことわざでは描くを「เขียน」と表現していますが、通常の意味としては「書く」です。

タイ語で「描く」場合の「かく」という単語は普通は「วาด(wâat)」といった単語を使います。

今回のことわざのように「描く」の意味に使う場合もあります。

トラという生き物は本物の場合は牛などの草食動物の肉をエサにしています。

なので、仮に本物のトラだとしたら牛は怖がり怯えるのが自然の道理です。

本物なら…

なので、「牛はトラを怖がる」と言っても、絵に書いたトラを怖がったりはしません。

かなりリアルにトラを描いても、結局は絵です。本物のトラに出会った時と同じ反応を牛がするはずはありません。

絵のトラは牛を襲うことが出来ないのはもちろんですが、牛もそれがトラだとは認識はしないでしょう。

カカシを怖がるスズメとはエラい違いです。クワンの宿る動物は他とは違うんです!

クワンとは? 牛との関係は? についてはこちらをどうぞ!

【タイ語のことわざ】やっぱり日本人は節約上手?それともケチなだけ?

つまり、事実でないハッタリをいくらかましたところで、本当に脅しのツールとしては使えませんよ! ということわざです。

互いに知っててびっくりしたフリをするのは更に高度な政治的技術です。さすがに牛には真似できません。

義満も一休さんも、周りにいる家臣もみんな驚いたフリをする人間は、高度でありますが面倒な生き物であるということです、

どんな時使う?

そんなの全然大した事ではない! 全く効いてない! といったコトの比喩として使います。

これはやせ我慢の場合もありますが、脅しに対して怯んでない自分を表現する場合に使われます。

また、誰かにアドバイスをする場合にも使うことが出来ます。

「あんなの全然大したことじゃない!」

「ほとんど影響ないから大丈夫!」

みたいに話している相手に対して安心を与えたり、激励するようなアドバイスを与える時などです。

まぁ中にはホントは大したことで、信じて飛び込んで大惨事に合う場合も無きにしもあらずですが、それはそれとして…

具体的使用例

具体的事例と言っても、今回のようなことわざだとアレしか思い浮かびませんよね?

何って?

ほら、鼻の長いアイツのことです。

「忠告だ! 今の内に引き返さねェと 一億人のおれの部下どもが お前らをつぶすことになる!!!」

「何ィ!!? 一億人!!? す…すげェ」

トラを描いて牛を怖がらせるですよ! 船長!!」

なんて有名なセリフありますよね?

すいません。m(__)m 一度これだ! とイメージが出来上がると、他の例が一切頭に浮かんでこなくこなくなりました。

同じ曲が頭の中をグルグルまわってて、頭から離れなくなってしまうことありますよね? その具体例のバージョンです。

まぁ、覚えやすいのでこれが一番だと思います。ですよね?

そんなこんなで「トラを描いて牛を怖がらせる」の例でした。

ちなみにタイ語のことわざは全部で43億くらいあるので頑張って下さい!www

【タイ語のことわざ】索引