流行のマインドフルネス。タイでヴィパッサナー瞑想を体験してきたゾ!

タイに来る目的は人それぞれです。

仕事だったり、語学の留学だったり、食べ物だったり、エステで身体を整えたり、ナイトライフだったり、マッサージで身体の疲れを癒やしたりだったり…

本当に千差万別です。

その中には心の癒やしをもとめて瞑想にくる人たちもいます。

最近は「マインドフルネス」が流行っているそうで、仏教国のタイにはもちろん瞑想センターは準備されてます。

今回はこのタイにある瞑想センターを紹介します。

「マインドフルネス」とは

アメリカや日本などでも流行っているようですが、初めて聞いたという方のために簡単な説明をします。

ウィキペディアによると仏教的な定義と心理学的な定義があるようです。

マインドフルネス:マインドフルネス瞑想は、今現在において起こっている物事に注意を向ける能力を発達させるプロセスを含んでいる。マインドフルネス瞑想をするためにデザインされた瞑想エクササイズが幾つかある。 ー 引用:Wikipedia

とありますが、正直良くわからないですねw

簡単に言うと身体の動作や思考することの一つ一つを意識的に注意することによって、ストレスを軽減したり、瞑想状態に入っていくっていうメソッドです。

このメソッド使った瞑想をバンコクのお寺でも手軽に体験できるということなので、行ってきました。

バンコクのワットマハタート瞑想センター

瞑想を体験できるお寺は「วัดมหาธาตุ」(wát mahǎathâat ワット・マハタート)です。

【タイの寺院】ワット・マハタ-ト バンコク遷都前からある古~いお寺

正式名称はワットマハタート・ユワラートランサリットラーチャウォーラマハーウィハーンとちょっと長いのでワット・マハタートで統一します。(タイにはワット・マハタートはたくさんあります)

お寺の場所はタマサート大学と王宮の間になります。

行き方は、チャオプラヤーエクスプレスボートのターチャーン船着場から้左手へ数分歩きます。

すると、右側にお寺の塀が続いているので、お寺のセクション5の入り口から入ります。

まず、入り口を入ってまっすぐ行くと、右側に瞑想センターが見えてきます。

ドアは閉まってますが、ドアを開けて気にせず入場して下さいw

瞑想センター内

入り口

入り口から中に入ると右手に受付事務所があります。

靴箱があるので、ここで靴を脱いでくささい。

受付で、外国人用の瞑想できる場所があるか聞くと、受付の向かい側の細い階段を下りたところに半地下の部屋があると教えてくれます。

そして、そこで待つように言わるので、待つことにします。

部屋に入ると、正面には金色の仏像があります。

半地下の部屋なので小さい窓があり、そこからは道を行きかうお坊さんの足だけが見えたりしますw

壁には世界中から瞑想しにやってきた人たちの写真が貼ってあり、インターナショナルは伊達でないことに改めて思い知らされます。

お坊さんが部屋に入ってきて、仏像の横の椅子に座り、今回のセッションの始まりです。

本日のメンバーは、日本人の男性1名(あそーくではない)、カナダ人旅行者2名の計4名です。

最初はお坊さんの講話と瞑想のやり方の説明(英語)で、だいたい30分位(体感)。

時計がないので時間に関しては完全に体感です(泣)。

それが終わるといよいよ瞑想です。

ヴィパッサナー瞑想

瞑想部屋

ここでする瞑想はヴィパッサナー瞑想というもので、お寺でもらったガイドによると

ウィパサーナ、あるいは内観瞑想の修行とは、自分自身の内部で起こる心理的、物理的現象のありさまを正しく理解するために、瞑想者が行う努力である。物理的現象とは、自分自身の内部にはっきりと知覚される事物、対象である。人の身体全体、明確に近くできる物理的性質の集まりが達成するものを、ルーパと呼ぶ。精神あるいは心理的現象、すなわち意識または気づきのふるまいを、ナーマと呼ぶ。ー 引用:ウィパサーナ瞑想入門の手引き

というものらしいですが、あそーくにはピンときません(笑)。

取り敢えず体験してみることにします。

瞑想は2種類です。以下瞑想の内容なので、興味のない人は飛ばして下さい。

ヴィパッサナー瞑想

座ってする瞑想

座禅を組んで手は好きなところへ置く。

目をつぶり、「息を吸っている」「吐いている」とひたすら感じ続ける。かゆかったり痛かったりする場合は、「腕がかゆい」「足が痛い」と感じ、また呼吸に戻る。

いまこの瞬間に感じたことのみを思う。

立ってひたすら歩く瞑想

部屋の端から端まで歩く。

壁のところまで歩いたら身体の向きを変えてまた歩く。

このとき立っている時は「立っている」と思い、足を上げるときは「右足をあげた→前へ出す→下ろす」を感じ続ける。

壁の前で止まったら「足を止めた」「身体の向きを変える」「右足を後ろへ下げた→身体の向きを変えた→以下略」と、今している行為や思いを感じるだけ。

呼吸や足の運び以外のことを思った場合、いま別のことを思っている。と感じればよい。

それから再び呼吸や足の運びに戻る。

ということをひたすら繰り返します。

どのくらい時間がたったか正直分かりませんが、思ったより長く感じません。

この後、お坊さんのお話が少しあってセッション終了です。

お坊さんの話と2種類の瞑想の全部で約2時間です。

終わってからお坊さんが「わたしは日本語わかんないけど」と日本語で書いてある前述したヴィパッサナー瞑想の説明の冊子をくれました。

金色の仏像の前に賽銭箱(?)があるのでそこにお布施します。

以上が、ヴィパッサナー瞑想というマインドフルネスの体験でした。

セッション参加に関する注意点等々

料金は無料です。対価というわけではないですが、満足のいくセッションなのでお布施しても良いと思います。が、あくまで個人の自由です。

予約は不要ですが、たまに開催されないこともあるので注意して下さい。

本格的に取り組みたい方のための寝泊りをして瞑想することができる施設もあります。

時間に関しては、一日3回、7時、13時、18時からと書いてありますが、午後のみだそうです。

いちおう事前に問い合わせたほうがいいと思います。(英語可)

夜の回だとチャオプラヤーエクスプレスボートが終わってしまいます。

帰りはMRTファランポーン駅まで53番のバスもありますが、タクシーを使うほうが便利です。

服装は自由ですが、お寺に行くときの服装準拠で行くのが無難だと思います。

座禅を組むので女性はパンツスタイルのほうがいいかもしれません。

最後に

寄付の箱とお坊さんの座席

お坊さんの話のなかで

人は昔のこととか将来のこととか四六時中考えてて、いまのことって意外と考えてないというか集中してないといったことをおっしゃってました。

最後には悟りに至る4つの「S」があるという話でまとめてくださいました。しかも日本語で!(単語のみ)

その4つの「S」とは…

「刺身」・「桜」・「侍」・「悟り」

いきなりオチって…ww

斬新すぎますww

それは良いとして

普段の生活、特に食事のときもこの瞑想はできるんだそうです。

食べ物を口に入れた。噛んでいる。飲み込んだ。などと思いながらご飯を食べるのです。

この食べ方なら絶対太りませんねwww

お寺から出たのが夜8時過ぎ…

チャオプラヤエクスプレスボートはもう運行終了していたのでBTSのスラサック駅までタクシーで帰りました。

どうです? たまには瞑想でも?

参考 ヴィパッサナー瞑想ワット・マハータート

一応、泊まり込みの人用のホームページです。

連絡する人用に

☎:02-222-6011/02-222-4981(タイ以外からは頭の02を662に変えてかけて下さい)英語OKです。

おわり